- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593500673
感想・レビュー・書評
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「ミルトンははやくおきました。そして、あそびにでかけました。でも、いっしょにあそぶおともだちがいませんでした。おとなりのクリープさんたちはまだねむっています。プィッパー・スナッパーさんたちはみちのうえにねています。うしろではニン・コン・プープさんたちがグウグウ。せかいじゅうがねむっているようにみえました…。ミルトンは早起きパンダです。ひとりで早起きしたミルトンはみなが眠っているので、ひとりで遊びます。そして大地震。ミルトンの大活躍が始まります。」
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1978年3月初版。3歳から。
*全国学校図書館協議会選定図書
*日本子どもの本研究会選定図書
あらすじ【ネタバレ】
主人公のパンダのミルトンは、いつもより早く起きてしまい、遊び相手を探していろいろな動物たちのところに行くが、みんな眠っている。
ミルトンは、テレビを見たり、飛んだり跳ねたり、踊ったり手品をしたりして過ごすが、動物たちはまだ眠っている。そこで、ミルトンは嵐のような大声で歌うと、眠っていた動物たちが寝床から吹き飛ばされて…さあ大変。
動物たちは眠ったままだが、ミルトンは一生懸命になって動物たちをもとの寝床に戻していく。みんなを戻し終わったちょうどその時に動物たちは目を覚ます。しかし、ミルトンは疲れてぐっすり眠ってしまうというお話。
感想
話の展開は面白い(パンダがテレビを見る、という場面には違和感あり…)が、絵が現実の動植物とはかけ離れていて、お話に入り込みにくい。
パンダの手足の指が4本爪だったり、何の動物か判断がつかないものもあったり…描かれている動植物も平面的で、場面に奥行きがなかった。絵を変えて読みたい一冊。