くものこどもたち

  • ほるぷ出版
3.64
  • (9)
  • (12)
  • (22)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 177
感想 : 21
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593503681

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • バーニンガムの作品の中で、一番好きな作品です!

    なんていっても、写真に絵を切り貼りした(と思われる)作り方がとってもステキ。

    バーニンガムの絵と写真で、違和感があるはずなのに、それがとてもいい味を出しているんです。

    ちょっとこの絵本の魅力を言葉で伝えるのは難しいです。

    バーニンガムの絵と、写真…ぜひ、実物を手にとって見ていただきたい絵本です!

  • 231116
    雲の表紙に惹かれて手に取ってみた。
    家族と下山中に転落する主人公のお話。
    よく出てくる雲の写真?の上にバーニンガムさんが描いた人の絵があり、物語は進んでいく。
    色々と表情を変える雲に合わせて遊びを思いつく子どもたちは素敵。
    夜の風景はどんなふうに描いているのだろう?
    月おとこも出てきた!

  • 夢なのか、雲は大半実写の雲。少年アルパートの靴は崖から落ちる時と雲の上は同じだが、自分のベッドの下にある靴とは違う。また雲の上にいた子どもたちと女王と男の大人は何者なのか?だから夢なのか?となるのだが。黒い飛行機も??しかし、分からないだけでは進まないので困ったものだ。もんだ。

  • くもに落ちたのは夢の中のことなのかな。

  • くものこどもたち

    ジョン・バーニンガム さく
    たにかわ しゅんたろう やく

    表紙を見て、すごくリアルな雲だなと思った。

    見開きのページ。
    おおよその右上がりの対角線で、左上側に雲、右下側に山が書かれている。
    右ページの上の方に、アルパート、とうさん そして かあさんの順に三人が下山している絵が描かれている。

    その前のページでは、三人の絵が描かれている。
    とうさんは、ジョンズ・バッグを背負っている。
    かあさんは、右手にタオルのようなものを持っているが、
    ジョンズ・バッグだ。
    とうさんとかあさんは、ハイカットの登山靴を履いている。
    ウィンド・ブレーカーを着ている。


    一方、アルバートは、半そでの様に見える山シャツ?
    サスペンダーと半ズボン、それにローカットの登山靴。

    とうさんは、山に慣れた歩きをしている。
    かあさんは、ちょっとおぼつかない歩きだ。

    アルバートは、高い山なのに手を広げて遊んでいるように見える。

    歩きが安定しているとうさんなら、登山用ロープか何かでアルバートをつないでおくべきだろう。

    山歩きの好きな歩こう会健脚組の当方としては、不安を覚える登山風景だ。
    できれば、ストック、トレッキングポールを使ってほしいシーンだ。

    それに日も暮れかけてきた。
    暗くならないうちに、急いで下山しなければいけない。
    その様な趣旨のことをとうさんは言う。

    見開きページの山は黒くて、樹木も生えていないようだ。

    しかし、雲はきれいだ。
    中々の描画力と思った。

    でもこれは、コラージュの様だ。
    横尾忠則もよく使う手法だが、こちらの絵本の方はかなりの部分をコラージュの雲が占めている。

    で、予想通りというか、アルバートは滑落してしまう。

    その次のページでは、とうさんとかあさんが、泣いているシーンが出てくる。

    やっぱり、アルバートは、両親の手から離れてしまった。
    小さい子供を高山に連れていくには、計画性がないし、装備も不十分だ。

    次のページからは、くものこどもたちに助けられたアルバートの話が続く。

    ジョン・バーニンガムのファンなら

    <a href="http://hyperwalker.blog71.fc2.com/blog-entry-5113.html" target="_blank" title="旅するベッド">旅するベッド</a>(左記タイトルをクリックするとリンク先を展開)

    を思い出そう。

    つまり、実のところは、アルバートは、やはり滑落した。

    しかし、ラッキーなことにどこかに引っ掛かって、一命をとりとめた。
    そして気が付くまでに少し時間がかかった。
    けれども、何とか無事に生還してくれた。

    だって、アルバートが一人で自分の家に戻ってきたのだったら
    着たきりの服でベッドにいるかもしれない。

    ベッドの足元には、登山靴があって、右足のは倒れたままだ。
    でもこの靴は、ハイカットで滑落した時にはいていたものとは違う。

    これは、何を意味しているのだろう?
    ジョン・バーニンガムの謎かけかもしれない。

    と子供だけではなく、大人も楽しませてくれるのだ。

    四発のジェット機が空をとぶシーンが出てくる。
    ボーイング747-100 かなぁ?

  • [墨田区図書館]

    ジョン・バーニンガムを含む、1年生の国語の本で紹介されている本をごっそり借りてきた時、この本もちょうど棚に飾られていたので、バーニンガムつながりで借りてきた。


    そしたら、実際の写真風景の上にバーニンガムの人物挿絵を切り抜いて配置するという手法の絵本。途中雲の世界で遊び歩く毎日のくだりは、ちょうど前夜読み聞かせたうらしまたろうに通じるものも。

    単品で読むよりも、なかなかにいい時に読んだかも。そのうちこの手法での(切り)絵も描いてみたいねと息子と話した。

  • 雲の子供達、女王様、月の男そんな中でのパーティ楽しそう

  • おっこちたあとって、つかれるだろう?
    かみなりあらし
    くものりレース
    つきおとこ

  • 三歳児受けはイマイチながら谷川さんの訳など僕には再読したくなる内容であった

  • 安曇野の美術館で買った複製の絵の絵本を改めて読んでみる。
    ジョン・バーニンガムとしては意外な感じ。
    不思議な感じというべきか。

全21件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

ジョン・バーニンガム:絵  1936年イギリス、サリー州生まれ。ロンドンの中央美術工芸学校を卒業。はじめての絵本『ボルカ―はねなしガチョウのぼうけん』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞、その後『ガンピーさんのふなあそび』(ともにほるぷ出版)で再度受賞をはたす。『いつもちこくのおとこのこ―ジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー』(あかね書房)、『ねえ、どれがいい?』(評論社)、『ドライバーマイルズ』『ガンピーさんのサイ』(BL出版)など作品多数。2019年1月逝去。

「2021年 『パイロットマイルズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジョン・バーニンガムの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
なかがわ りえこ
マージェリィ・W...
シェル・シルヴァ...
ユリー・シュルヴ...
ばーじにあ・りー...
トミー=アンゲラ...
A.トルストイ
酒井駒子
モーリス・センダ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×