- Amazon.co.jp ・本 (534ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593533954
感想・レビュー・書評
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洗脳について詳しく描かれてる
今回が一番やばかった気がする だいぶドキドキした
ラットはたのしみだねー詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Mission5マインドコントロール。原題は Divine Madness ~ケリー達が爆弾テロを阻止しようとした香港で,指令を下した黒幕を尾行したブルースは相手をホテルで打ち倒し,ヘルプ・アースの幹部の一人がバリー・コックスというオーストラリア人であることを掴んだ。その伝手を辿り,オーストラリアの新興宗教団体サバイバーズに潜入することになったのは,ASISの女性の子どもになりすましたジェームズとローレンの兄妹,そしてオーストラリア出身のデーナ・スミスだった。資産家の父親から財産を分与された風を装ってブリスベンの高級住宅地に入った一同に早速教団は接触し,古いショッピングモールを改造したコミュニティに移り,試験を受けて優秀だと判断され,アウトバックにある通称アークの学校に入れる資格を得るが声が掛からない。施設に入っている老人にセンター長が多額財産の遺産相続書を書かせると,実の息子と争いになり,教団幹部は腹に重傷を,息子も顔に火傷を負った。一部始終を知っているジャームズをアークの寄宿学校に送り込んで情報漏洩を防ごうという案に乗っかって,妹も一緒に送り出されたが,姉役のデーナには別の役割があると離ればなれにされる。アウトバックの要塞のような施設に入ったジェームズは女子更衣室を覗いた罰を尻に受けるが,誘ったのは教祖の33番目の子,ラットだった。ラットはアーク生まれだが,教団には懐疑的で一番上の姉・通称スネークを嫌い,教祖の四番目の妻と情報交換をする間柄だった。ラットを通じて楽な仕事を得たジェームズは火薬製造工場を見つけ,ローレンは教祖が死にそうで妻がヘルプ・アースの幹部と通じて巨額の富を得ており,新たなチャンスを持っていること。デーナは日本のタンカーに爆弾を張り付かせてLNG工場を爆破する計画を掴む。テロチームの出鼻を挫くと共に,アークに侵入するヘリも用意させ,証拠を掴むために教祖の妻のオフィスに忍び込む段取りを付けたが,計画は細部が変えられ,教祖の妻は夫の呼吸器を外して逃亡,教祖の長女は徹底抗戦のため,信者に武器を取らせる~腐れチーズ・デーナ・スミスがチームに加わった。カルト教団というとオウム真理教だが,マインドコントロールの話が丁寧に説明されていて勉強になります。それに環境テロリストがどうやって儲けているかも(これは事実とは異なるかも知れないけど)。この図書館には5巻までしかないので残りは後のお楽しみって事で
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英国情報局の極秘スパイ機関チェラブの一員であるジェームズの今回の任務は、宗教団体サバイバーズの中枢部に潜入して、テロ組織ヘルプアースとの関連性をつきとめること。ジェームズと妹のローレン、そしてデーナの三人がサバイバーズに入信し、コミューンへ参加することに。コミューンにはマインドコントロールされ、宗教にはまりまくって異常にポジティブなことしか言わない信者たちがいた。ジェームズ達もマインドコントロールされそうになるが、なんとか理性を保ちつつ、信者のふりをして苦痛なコミューン生活をしていた。なんとか中枢部アークにある寄宿学校に入学できたが、そこでラットという教祖の息子だが賢い少年と友人になる。
チェラブ部員は17歳以下の子供だけれど、ハードな訓練をこなして部員になっているので、かなり困難だったり危険な目にあうが、それを耐え、乗り越えていく。このシリーズは面白いですよ。どうなるんだろうって先が気になるので一気読みしますね。話の展開が飽きない。今回は宗教施設なため、洗脳されることの怖さもあったり。間違ってると思っていていも潜入しているので、そのとおりにしないといけなかったり。 -
副題の通りマインドコントロールの話。宗教ってはまったら楽だろうなぁと思っていた時にこの本を読んだから怖いなぁと思った。どういう手段で洗脳されていくのかを学んだとしてもそれがあまり役に立たない。学んだ人でさえそうなのだから、心が弱っている時に手厚い歓迎など受けてしまえばすぐに洗脳されてしまうと思った。
宗教団体の総帥の息子ラットが新たにCHERUBの仲間に加わった。 -
シリーズの中でもわりと上位に入るくらい、これはなかなか面白かった。
デーナのサクセスとかとか、わりとハッピーな面もある一方で、両方の側で犠牲者が多かった上に、ただ純粋に信仰を貫き通す人・子供たち、信仰心を利用する人たち・・・と少しダークというか、読後、少し切なさが残るような感じがあって。
この作品がいちばん展開が読めなかったかもしれないなあ。
あとはマインドコントロールはこういうものなんだと知るためにも良いかもしれないと思ったり。