- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784593534395
作品紹介・あらすじ
-ぼくは、ぼくに、もどりたいだけなんだ!林間学校での転落事故をきっかけに、小5の蓮見ゲンタと、25歳のミュージシャン・ゲンタの心と体が入れ替わってしまった。いくら説明しても小学生だと信じてもらえない蓮見ゲンタは、見ず知らずの青年『ビート・キッズ』のゲンタとして暮らすことになり…。
感想・レビュー・書評
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入れ替わり物。
あまり無理を感じないストーリー -
林間学校で転落事故に合った蓮見ゲンタ。小5。
おりしもライブの途中でステージから転倒した25歳のミュージシャン、ゲンタと心が入れ替わった!?
7月21日にはじまった入れ替わり。
それぞれに
はじめましての人達に囲まれて、記憶喪失と勘違いされたり、なんとか自分と連絡を取ろうとしたり。それぞれサトシという見方をつけて、小5のゲンタは自転車で愛知から大阪に行こうと計画立てて。すれ違って、なんやかんやしながらも8月3日のビートキッズのライブで会う!
小5のゲンタが主人公だけど、ビートキッズのスピンオフなのが、また面白い。 -
入れ替わりものか、と手に取ったらあの『ビート・キッズ』の続編…というかスピンオフだった。
うーん懐かしい。また『ビート・キッズ』も読んでみたい。 -
ビートキッズメンバー総出演で感慨深かったー!特にエイジパパ(笑)。
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林間学校で、ムシャクシャしていたゲンタはサトシとケンかになり、崖下に転落して
大ケガをした。
気がつくと、まわりは知らない人ばかりで、言ってることがどうもかみ合わない。
どうやらゲンタは、見ず知らずの青年の体と入れ替わってしまったようだ。
青年は、同じく「ゲンタ」とよばれ、「ビート・キッズ」というバンドのボーカリストで、
コンサート中の事故により、小学5年生のゲンタの体に入ってしまった。
お互い記憶喪失とされて、本当のことを言っても誰にも信じてもらえない。
そんな中、いつも憎たらしいサトシが、大人ゲンタの言い分を信じてくれて、
子どもゲンタに会えるように協力すると言ってくれた。
『ビート・キッズ』のスピンオフ作品。 -
これは実に快く楽しく読める素敵なエンタテイメント。25歳の大阪のロックミュージシャンゲンタと、小学5年のゲンタの魂が事故で入れ替わってしまうんだけど、二人がその試練を通してそれぞれの周囲に変革をおこし、成長する。この作者一流の、魂を震わすような熱い音楽の歓びの描写も秀逸。軽やかなヒューモアも健在。ミュージシャン25歳ゲンタが小学生ゲンタになって、ガキ大将友達サトルとロードムービー的な大阪の入れ替わりゲンタに会いに行く自転車旅の途中、歌う喜びの原点を取り戻すシーンや、各々の困難に理解と協力を示してくれる親友との友情。イヤ読後感甚だヨシ。