<1> 太陽の転落 (アポロンと5つの神託)

  • ほるぷ出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784593535248

作品紹介・あらすじ

16歳の少年としてN.Y.へ落とされたアポロンは、パーシーの助けを借り、ハーフの少女メグとハーフ訓練所にたどり着く。ケイロンは「神にもどるには、仇敵に奪われたデルポイの神託が鍵では?」と忠告するが、神の力を失ったアポロンは新たな現実を受け入れられずにいた。「パーシー・ジャクソン」シリーズ第3弾!アポロンの試練の旅がはじまる。

感想・レビュー・書評

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  • 4612年、神として生きていたアポロンはある日、ただの16歳の人間としてニューヨークの町へ落されてしまう。神でありながら、人として歩もうとする際の葛藤や周りの仲間との協力を経てアポロンは成長していきます。
    (一般担当/道明寺P)令和3年2月の特集「外国文学のススメ」

  • パーシー・ジャクソンの新シリーズがスタートしていたことに最近まで気づきませんでした。3年も前からスタートしていたなんて……! しかも今回はアポロンが主人公……!!

    今回もこれまでのシリーズと同様、主人公の一人称で物語が進行します。大人になるにつれ三人称の方が読みやすくなっていたのですが、どう言うわけか海外児童文学は例外なようで、寧ろ読みやすく、主人公に対する愛着が湧きます。

    過去シリーズに登場した際の印象ではノーテンキなご機嫌お兄さん(あまり役に立たない)と言うイメージだったアポロン。本作ではゼウスからの処罰を喰らって人間の少年として人間界に落とされてしまいます。
    持ち前の自己愛の強さと無自覚の自己中さを振りまきつつも、どこか憎めないヘタレっぷりで読み進める内にどんどん好きになっていきました。それは本作での相棒、メグも同様。

    これまでのシリーズでは数人推しがいる、くらいでしたが、本作では初っ端からメインの二人が可愛くてツボで、いつもよりも続きが気になり(当社比)読み進めるのが早くなってしまいました。この主人公二人の凸凹バディ感がかなり好きです。

    神であるアポロンが人間として内面的に成長する様はベタと言えばベタなのですが、それだけ人にハマる展開と言うこと。私も例に漏れず。

    そして! 20章からもう一人、我が推し、レイチェルが登場!

    脳内再生ボイスは
    アポロン:岩永哲哉さん
    メグ:???
    レイチェル:沢城みゆきさん
    ウィル: 鈴村健一さん
    ニコ: 小林ゆうさん
    ハーリー:矢島晶子さん
    暴君: 土師孝也さん
    ピート: 龍田直樹さん
    ドドナの矢:永井一郎さん
    パーシー: 吉野裕行さん
    カリュプソ: 松井菜桜子さん

    読了。
    読みやすく、面白かったです。
    既に手元に次巻と3巻目があるので、早速読んでいきます!

  •  リオーダンの次回作は北欧神話モチーフだと聞き及んでいたのに、パーシー・ジャクソンの続刊とは嬉しい。その上、一人称の主人公が太陽神アポロンとは驚きだ。
     マーベルのマイティ・ソーなどもそうだが「罰として神格を剥奪される神」というモチーフは神話に散見され、おおよそ面白くなる。
     ウクレレが武器というのも、ウクレレ弾きの私にとってツボだった。
     一つ苦言を呈するなら、カバーイラストに描かれたアポロンがイケメンすぎる。

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著者プロフィール

1964年、米テキサス州サンアントニオ生まれ。テキサス大学で英語と歴史を専攻。
『ビッグ・レッド・テキーラ』(小学館)でシェイマス賞、アンソニー賞。『ホンキートンク・ガール』(小学館)でアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀ペーパーバック賞を受賞した実力派ミステリー作家。初めて執筆したファンタジー「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズ(ほるぷ出版)は全世界でシリーズ累計5000万部となり、映画化された。その他の作品に、「ケイン・クロニクル」シリーズ(KADOKAWA)などがある。

「2021年 『アポロンと5つの神託 太陽の神』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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