メガネの次は、黒ストにこだわって描かれた(・・・・・と、勝手に思っている)「屋上姫」の最終巻です。
前巻からの重々しい展開に決着がついきます。
澄花の「すべて嘘の恋」は終わり、結子の「ずっと続いていた本当の恋」も終わり・・・・・でも、陽平の「揺れ動きながらも貫いた強い想い」は、彼らに新しい道を切り開きました。
決してハッピーエンドじゃないけど、リアルの恋愛なんてこんなもの。
このあと、澄花が、陽平が、結子が、ラストで落ち着いた関係のまま人生を歩んでいくのかなんて判りません。
「本当の」澄花を知った陽平が、今までの気持ちのままでいられるかどうか・・・・・・。
結子も、ひとまず気持ちにひと区切りつけたみたいですけど、今後の澄花と陽平の関係によっては、再び介入する可能性もありますよ。<諦めたって感じではなかったからな。
全ては、今から始まる・・・・・・・。
そんな終わり方でした。
三角関係モノ?としては、短いながらもうまくまとめられた佳作だと思います。
「長い連載モノは、面倒で飽きる!」というようなひとに向いている、リアルな恋愛マンガですよ。
恋愛に迷っているひとには、もしかしたら進むべき道を教えてくれる作品になるかもしれません。