- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594007645
作品紹介・あらすじ
アメリカ北西部、カナダ国境近くにある平和な町ツイン・ピークス。だが、ある冬の朝、町の誰からも愛されていた女子高校生ローラが変死体となって発見されたことから、この奇怪な事件が明らかになる-。全米を熱狂させ、いままた日本でも話題を呼ぶ鬼才リンチの異色サスペンス連続ドラマ、。「誰がローラ・パーマーを殺したのか?」その謎を解く鍵がこの『日記』の中にある?全米で50万部を売ったスーパーミステリーがいま日本に上陸する。
感想・レビュー・書評
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ツイン・ピークスの映画とTVは観たけれど、そういえば3つで1セットになってた
本のほうはまだ読んでなかったな、とふと思い出して読んでみました。
(実は浦沢直樹のMONSTERの3つセットがとても面白かったので、
そういえばツインピークスはどうかな?と思ったのでした。)
これを読むと映像で観て出来上がってたツイン・ピークスの世界観が
くるっとひっくり返ります。
ファンはこれ読まないでツインピークスを語ってはただ誤解で話してるようなものなので、
一読をお勧めします。
リンチ監督の娘さんの原作だけど、映像との関係抜きで面白い作品でした。
12歳の少女が日記を初めて書き出してから、性におどおどしつつ目覚め、
スクールクイーンとなり、コカイン中毒になり、町の半分ほどの男性たちと
乱交にふけるようになり、死に至るまでの日記。
結局誰が殺したのかは書かれてないんだけど、
わたしはレオだと思いました。
(映像ではローラの父親が真犯人じゃないかと思ったのですけどね)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
流し読みで。
死ぬまでの前日譚日記。ローラ12歳~17歳?
よー分からんけど、
自分の中の悪の部分の肥大化?(BOB?)
で殺された?いや自殺? -
ドラマの補完その2。結局ボブって何なのさ。
劇中ではあまり詳細が語られなかったローラの裏面と、
そこに至るまでの変化の経緯の補足にはなった。 -
ドラマでは超重要なアイテム「ローラの日記」を商品化…と考えるとなかなか壮大な抱き合わせ商法。謎解きの過程でほんのり分かるローラというのは、美貌を持ちヤク中売女なのに社会的弱者に優しい一面もあるというミステリーな存在なのですが、その空白を埋める役割をある程度果たす小説になってます。とはいえ本作中に最も出る名前は「ボブ」であり、これが劇中では解決せぬまま終わってしまったので、2016年に噂される続編に期待(^O^)
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映画界の鬼才デイヴィッド・リンチが総指揮を務めたTVドラマ「ツインピークス」で、最初の被害者となる少女ローラ・パーマーの日記。
彼女はなぜ殺されたのか?一体どんな人物だったのか?ドラマと映画、そして、この本を読めば多角的にツインピークスの世界を楽しめることはまず間違いないです。
日記はローラ13歳の誕生日からスタートします。(まるで「アンネの日記」のよう。)日記の序盤から謎の人物ボブも登場し、ドラマに登場する様々な人物が、ローラとの関わり合いになり、彼女が殺害されるまで、一体なにがあったのかがわかるような内容になっていて面白かった。ツインピークスの世界観も良かったんだけど、結構普通に読み物としても楽しめた。
ちなみに作者はリンチの娘さんだそーです。 -
海外ドラマ「ツイン・ピークス」での被害者ローラの日記。
とてもリアルで引き込まれます。
原作は、デヴィッド・リンチの娘ジェニファー・リンチ。
ドラマは、リンチワールドになってしまい最後は???になってしまいましたが
ホントは、どうして、ツイン・ピークス一番の美少女ローラが殺害されたのか?
誰に殺害されたのか?しっかりしたサスペンスです。
ドラマと共に楽しんで欲しい一冊。
ドラマは、犯人が解るまで!!がいいです。 -
少女は自分自身に殺される。
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うーむ・・・ツインピークスってこんなお話だったの?なんかすごい奇妙な小説に見える・・・。
ちなみにJ・リンチは映像作家デイヴィッド・リンチの娘さんです。
中盤辺りに出てくる、ある共通点を持ったイニシャルのリストが斬新w