- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594007669
感想・レビュー・書評
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口述筆記の本だが、ご本人の声で蘇ってくる。小津監督の思い出を中心に映画作りの思い出を淡々と語っている。淡々としているが味わいがある。まさに小津作品のような文章になっている。
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小津、山田洋次監督の映画の常連の、あの笠智衆さんが
語ったお話というのがとても興味深い。
どんなお気持ちで、それぞれ演じておられたのかとか、
小津監督への想いなど。予想を裏切るような言葉は
見受けられなかったけど。
仲の良い役者仲間を「佐野ヤン」とか呼んでいたらしい
のが微笑ましい。それに笠智衆さんから見た他の役者達
の人物評もおもしろかった。 -
晩春を観てファンになり、この本を手に取りました。笠さんの素朴なお人柄が語り口調で書かれた文から伝わってきます。笠さんと小津監督との思い出などが語られていて、当時の作品をリアルタイムで観てみたいとより一層興味深く思いました。また、近い人から見た笠さんの本があれば読んでみたいと思いました。あ~、会ってみたいなぁ、笠さん(((o(*゚▽゚*)o)))
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本を読む人読まぬ人とかくこの世はままならぬpart2より
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口述筆記を書籍化したもので、笠さんがホントに独白しているような気分になる。小津監督の映画作りがいかに「絵」を大事にしたものであるかが伝わってくる。笠さんの不器用さも微笑ましい。