危険なやつら (扶桑社ミステリー ウ 3-4)

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594019099

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  • 元警官のラリー、敏腕セールスマンのハンク、パイロットのエディー、貴金属ディーラーのドンの四人は親友だった。ある日彼らは、プレイボーイのハンクが、一時間半以内に女をひっかけられるかどうか賭けをする。
    だがそれが、思いもかけないトラブルの始まりだとは、彼らには知るよしもなかった。
    平凡な四人の男が、ふとしたきっかけで犯罪に手を染め、殺人さえ犯していく過程を、乾いたタッチで描く。
    ブコウスキーやジム・トンプソンと並び称される伝説のカルト作家ウィルフォードの傑作犯罪小説。
    クエンティン・タランティーノが影響を受けたカルト的なノワール作家だけに、「マイアミで一番女を引っ掛けやすい場所は性病科の病院」「脇毛を剃らないプロテスタントなんていない」「共和党支持者には拳銃のレンタルも可」などのブラックなユーモア、ただのナンパや浮気がきっかけでとんでもない災難に巻き込まれる4人の男の悪戦苦闘(死体の始末、殺し屋に狙われる、腐れ縁の妻から逃れる)が乾いたバイオレンスたっぷりに描かれています。

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著者プロフィール

Charles Willefordチャールズ・ウィルフォード1919年アーカンソー州生まれ。幼くして孤児となり、流浪の青年時代を送ったのち、年齢を偽って陸軍に入り、めざましい戦果をあげる。53年に長編デビュー。長く不遇だったが、80年代に再評価され、カルト的な人気を得た。88年に死去。主な作品に『拾った女』『炎に消えた名画』『マイアミ・ブルース』『危険なやつら』(すべて扶桑社ミステリー)など。

「2020年 『コックファイター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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