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- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594023737
作品紹介・あらすじ
広岡理論の集大成。「人を育てる」ことの大事さに気がつかないプロ野球界に、孤高の理論家が野球を愛するがゆえに叱る!「育てること」は、企業でも避けて通れない!!「育てる」方法論。「責任」のとれない人、組織に「成功」はない!無責任時代に喝を入れる新・責任論。
感想・レビュー・書評
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本書は9年前に書かれていますが、まるで今のプロ野球を予言するかのように、「このままでは日本のプロ野球に未来はない」と言い切っています。確かに、今年のプロ野球の様子などを見ていると、あまりテレビや新聞を見ない私にも、厳しい状況が伝わってきます。もちろん、その全てが広岡氏の予想通りというわけではないでしょうが、この本から学ぶべきところは多そうです。
広岡氏の主張は、簡単に言えば「選手を育てる」ことにもっと力を入れるべきだということ。そして、そのための組織づくりを個々の球団はもちろん、プロ野球界全体がつくることです。話としてはプロ野球の話ですが、ある部分では、一般の会社や企業でも十分当てはまるものだと思います。
ところで、広岡氏と言えば、行く球団、行く球団を軒並み優勝させたことで有名ですが、この本を読むと、ご本人の力もさることながら、引っ張ってきたスタッフの力も相当影響していたことが分かります。やはり、1人の力だけでは、全てを変えることは難しいですよね。よき右腕、左腕になるスタッフを見付けることも大切です。言ってみれば、水戸黄門さんの助さん、格さんと言ったところでしょうか。
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