弱者が勝者になるために: ノムダス2

著者 :
  • ニッポン放送プロジェクト
3.79
  • (8)
  • (5)
  • (9)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 60
感想 : 7
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594023768

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おれがノムさんに私淑しだす十年も前から、基本的なところは変わらないなと思った。

  •  1997年、ヤクルトが日本一になったんでしたっけ。

     今となっては遠い記憶である。私はと言えば、新しい学校に異動して苦労していた頃でしょうか。

     野村監督というのは、実に面白いキャラである。彼の本を読んでいると、それはどうもご本人の計算どおりということになるのだが、実際のところどうなんでしょう。印象としては、本人が一生懸命計算したにもかかわらず、計算とは違ったところで結果が出てしまう、といったタイプに見えるのですが。

     いわゆる、結果オーライ?(笑)

     ヤクルト時代の著書は、うまくいった直後の書いているので、妙に説得力があるというか、本人のも実に雄弁です。同じチームのコーチや選手を、縦横微塵に切り刻んでいます。ま、誰も文句言えないし。

     でも、今なら、どうでしょうねえ。ちょっとトーンも違わざるを得ないでしょう。
     その当たり、勝負は水物なので、やむを得ません。

     どちらにしても、野村流組織論が学べるよい本です。多分、野球以外にも、組織の上に立つ者であれば、参考になるところがたくさんあるはずです。

  • やる夫で学ぶ野村克也が面白かったので借りて読んでみた。
    日本初のGMであるFC岐阜の今西さんは、何度も「一流のサッカー選手である前に、一流の社会人であれ」「サッカーバカにはなるな」「現役を引退してからのほうが人生は長い。そのために、現役時から社会の一般常識を身につけることが大切だ」と言っていたそうですが、ノムさんもまったく同じ事を言ってて面白かった。

  • もはやどこのブックオフでも100円で置いてあるような本。まぁ野球好きにはおもしろいと思いますよ。

  • 最初に好きになったセ・リーグチームがヤクルトだった。当時の野村監督の考え方が十分に網羅されている。「チームは組織であり、中心のない組織は機能しない」という考え方に納得。また、その中心が開幕当初いない97年のシーズンで見事古田を一年かけて中心に仕立て優勝したのは、彼にしか出来ない偉業だったと思う。最近出た「野村ノート」と比べて、根本にある彼の野球に対する考え方が全く変わってなかった。

全7件中 1 - 7件を表示

著者プロフィール

京都府立峰山高校を卒業し、1954年にテスト生として南海ホークスに入団。3年目の1956年からレギュラーに定着すると、現役27年間にわたり球界を代表する捕手として活躍。歴代2位の通算657本塁打、戦後初の三冠王などその強打で数々の記録を打ち立て、 不動の正捕手として南海の黄金時代を支えた。また、70年の南海でのプレイングマネージャー就任以降、延べ4球団で監督を歴任。他球団で挫折した選手を見事に立ち直らせ、チームの中心選手に育て上げる手腕は、「野村再生工場」と呼ばれ、 ヤクルトでは「ID野球」で黄金期を築き、楽天では球団初のクライマックスシリーズ出場を果たすなど輝かしい功績を残した。現在は野球解説者としても活躍。

「2016年 『最強の組織をつくる 野村メソッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野村克也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×