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- Amazon.co.jp ・本 (417ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594049218
感想・レビュー・書評
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著者は、マルクス主義を中心とする左翼的な思想の蔓延によって、現代の日本が危機に直面していると主張し、保守の哲学の構築が急務だと論じています。
たしかに本書に示されたような、珍妙な議論を展開する左翼思想家は存在するのだと思います。しかし、そうした珍説を否定することで顕彰されるような「国民の思想」とは、いったいなんなのでしょうか。それは思想ではなく、プロパガンダに堕してしまっているのではないかという気がします。左翼の珍説をあげつらうことに力を注ぐのではなく、著者の考える、伝統のなかに息づいている深い知恵を、読者にとどくようなことばにして示してほしかったように思います。
同じシリーズで西部邁が執筆している『国民の道徳』(産経新聞社)に比較すると、本書はどうにも、理論的な掘り下げが足りないのではないかと感じてしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
必読文献です。
皆さん読もう! -
“保守”とは何か?今日本が抱えている国家像に関わる問題とは?について分かりやすく書いてあり、
普段こういった問題に触れていない人にも読みやすいかと思います^^
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