ダムが国を滅ぼす

  • 扶桑社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594061425

感想・レビュー・書評

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  • 構成・執筆が「週刊SPA!」ダム取材班 なので、論理構成の破綻や詰めが甘いところはチラホラありつつも力作です。まぁ「新聞社の連載ものというのはクオリティが高いよな」とか「何でSPAがこんな連載するんだ?」と思いつつも、治水の観点からダム問題にしっかりと正面から切り込んだ意欲作です。利水と発電の機能を失いつつも「治水」の観点からだけで生き残ろうとするダム建設。民主党政権の公約破りの腰砕け。民主党も情けなかったけど、ダム建設という点からは自民党政権に戻って絶望的なところです。
    閑話休題、本書でも官僚叩きに力が入っていますけど、いまどきキャリア官僚になろうなんていう人がここに書かれているような個人レベルの損得とかそんなケチな了見で仕事をしているとは考えにくい。諸悪の正体を「官僚」という匿名性に帰してしまうのが楽なんだろうけど、ねぇ。

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