- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594068684
感想・レビュー・書評
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この本は「近藤誠」のことを批判したものでした。癌になったら抗がん剤や手術は辞めといたのがいいというのが近藤誠だ。寿命が縮むのごオチというもの。医療は痛みをとってもらうだけで良いという。でも著者は癌と診断されたなら、その主治医の方針に従うのを勧めていた。ボクは自分の身は自分で守るという方針なので、医師に対しても対応を任せたりはしないことにしている。
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以前「余命3カ月のウソ」という本を読んだ時に、話があんまりスパスパッとしているので反論も読みたいものだ、と書いたんだけど、その反論書である。
もっとも、主には「・・・ウソ」の著者(近藤誠氏)の「医者に殺されないための47の心得」に対するもののようで(こっちは一つ多くて「48の真実」だ)、その本は読んでいないのでなんとも言えない部分はある。
まず気になったのは、文中に「(笑)」とかが出てくる点である。なんなの。真面目に読み始めたのに、ふざけてるの。
より幅広い層に読みやすく、データや図表はすべて省いたということはあとがきにも書いてあるが、その分「反論」も情緒的になりがちで、あまり説得力は感じなかった。
細部で明確な「反論」もあるにはあるが、医療との向き合い方、人生の歩み方などは大筋で近藤医師などと近い話もあるし、「反論」から離れた医療行政に対する意見や著者の経験に基づく養生訓などはなかなか面白くて、「医療否定本が売れてるからこういう企画で行こう」という力学にちょっと流されちゃったのかな、という感じがする。 -
あまりデータを示さず、経験に基づいて、医療は完璧ではないけど、否定しないほうが良い、と言っている。
薦められるがん検診:
胃がん:内視鏡
大腸がん:便潜血
肺がん:胸部レントゲン、胸部CT
前立腺:PSA
乳がん:マンモグラフィー
子宮がん:細胞診
効率のよいハイリスク検診:ピロリ菌陽性に対する胃がん検診、喫煙者に対する肺ガン検診、肝炎患者に対する肝がん検診
腫瘍マーカーは、健康者に対する検査としてはあまり役に立たない、 -
参考になった
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最も気になるのは、治療や薬のデータ等を疑うことなく信じてた上で話をされていること。
大病院の心無い治療を訴えながらも、実は薬は治すためではなくQOLを無視した性善説的延命処方であることを認め受け入れている?
また、TPPも混合診療も受け入れていて医療否定本作者以外は特に否定しないようだ。
そんな中での・・24時間体制の在宅医療に頑張っている良心的な町医者。
そんな医者が増えるだけでも、患者の苦しみ、無駄な治療や医療費も少しは減るだろうとは思う。 -
抗ガン剤は治す薬ではなく、延命策。
20%に縮小効果があれば承認される。 -
感想未記入
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”ガンはほっとくしかない”、”血圧、コレステロールは高くても問題ない” などの著者が言う「医療否定本」への反論の書。
内容は、医療否定本は完全に間違っていないけど、ちょっと極論過ぎるのではないか?その中間があるのではないか?というもの。なんでも、過ぎるのは良くないといっているのかな?
ただ、反論の内容がちょっと抽象的で説得力にはかける感じもする。医療否定本もこういった本も、お医者さんの考える理論だけで話が進んでいる感じがする。客観的なデータとかはあるのかな? この程度の軽く読める本にはそこまで求められてないのかな? とにかくどっちもどっち。結局は自分の感性で、どっちがいいか決めるしかないのか? なんかむなしい。