- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594074746
作品紹介・あらすじ
「ECサイトの“おすすめ”はどのような仕組みになっているのか?」「ソーシャルゲームの“楽しさ”はどのようにコントロールされているのか?」……etc.。私たちの日常生活にも侵食している行動データ活用の実例から、「アクセス解析とは?」、「行動データを分析するはどういうことなのか?」といった基礎的な解説までを、リクルートやサイバーエージェント、アマゾンジャパンなどで行動データを活用した解析、改善に取り組んできた著者が明かす!
(はじめにより抜粋)
行動データは、検索やクリックによるものだけではありません。簡単にいえば、あなた
のインターネット上のあらゆる行動から成るものです。
たとえばECサイトであれば、あなたの購買履歴や閲覧時間、検索履歴といった行動データを取っています。そして、その行動データをもとにして、あなたにおすすめの商品を提示したりします。
バナー広告も行動データを利用しています。バナー広告が、過去の検索履歴の影響を受けていることは、詳しい仕組みまでは知らなくても、感覚的に理解している人は多いと思います。ニュースサイトも同じように、あなたにたくさんのページを開いてもらうために、常に気に入りそうなテーマの情報を提示しているはずです。
感想・レビュー・書評
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可もなく不可もなく。知識が乏しいからかもしれないが、あまり印象に残らない。
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電子図書館で借りた。
情報セキュリティの本かと思いきや、ECサイトのオススメや広告を出す仕組み、ソシャゲで課金を促す戦略、データ分析の仕事についての本で、へぇ〜と思いながら読んだ。
特に4章のソシャゲにおける行動データの反映は、何となく気になっていたことだったので興味深かった。 -
全体としてあまり大きな発見はなかった。
また、本書前半はタイトルに関連する内容だが、後半はWeb広告の出し方、ビッグデータを扱う仕事、ビッグデータをオフラインで取得・活用されている話などが続き、タイトルと内容がマッチしていないように感じた。
新たな学びとしては、アプリのインストールや毎日アプリを開かせる工夫、好評価を書いてくれそうな人に口コミ記入を促す(そうでない人には促さない)といったことを企業側が意図的にやっており、
それによりランキングや口コミの見栄えが変わっている可能性があるということ。
口コミやランキングは、普段の意思決定において重視しているが、偏ったものである可能性を念頭に置いて見る必要があると感じた。 -
行動データ科学に興味ある人にオススメ
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2016年5月初版の本書。WEBでの「行動データ」がどのように使われるかの解説から、アクセス解析を利用したマーケティング手法のガイダンス、「行動データ」を分析活用する職種の紹介まで、幅広く扱った入門書。2019年4月段階でも古く感じない鮮度でした。
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題名から、もっと怖いことや危険なことの紹介を想定していましたが、実際にはそうではありませんでした。ちょっと専門的な部分もあり、マニュアル本に近い印象です。
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広告とプライバシーの話。
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レコメンドなどWEB解析に関する本。
丁寧すぎる営業が気持ち悪いように関連バナーが出てくる現状は好きでない。
Amazonのように予め好みのものを配送できるようにして時間短縮する研究とかなど、面白い。 -
・ユーザの行動データがどのように取得され、広告、ゲームデザインに使われているか。
・DSP(demand side platform)=広告主や代理店が使う管理ツール。SSP(supply side platform)=媒体社が使う管理ツール。
・コンテンツを軸にするターゲティングと、ユーザを軸にするターゲティング。
・「おわりに」で「ユーザと企業にとって価値がある施策の実行」とある。広告表示のプロセスでユーザのクリックが入札にかけられていることから分かるように、ユーザこそが商品というビジネスモデルなのだが、両者の利害が対立することは本当にないのか、という疑問。 -
危険だから気をつけて、ではなく、必要以上に怖がらなくてもいいよのほうだった。
読み終わったあと、とりあえず携帯の設定を最初から見直して、セキュリティ絞っておいた。
自分の欲しいものは自分で探して決めたい派は、出来る限り情報を与えたくないと思う。
ジョブズくらい自信満々で、君たち欲しいものはこれでしょ、って言われたほうが気持ちいいしな。
と、消費者としては思うけど、まぁ職業人としては、そんなこと言っていられないかとも思うけど。