老後破産しないために、年金13万円時代でも暮らせるメタボ家計ダイエット (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594075460

作品紹介・あらすじ

“年金6掛け”目前、貯蓄が6000万円あっても足りない……
でも大丈夫! ライザップで生まれ変わったモリタクが徹底指南
「体型も家計もダイエットの方法は同じ。
ライザップ式家計ダイエットなら、年金13万円でも安心して暮らせます」


 近年、社会問題化している「老後破産」は、決して他人事ではない深刻なキーワードです。追い打ちをかけるように、近い将来「年金は6掛け」になり、夫婦二人で毎月13万円の生活を余儀なくされます。となると、貯蓄が6000万円あっても足りません。今すぐムダが多い家計を改善しなければ老後破産にまっしぐら――。
 しかし、先ごろ話題のライザップで19.9㎏も痩せて見違えるようにスリムになった著者は言います。「ライザップの『低糖質ダイエット』と『筋トレ』は、不必要な出費が多いメタボ家計の改善に応用できます」と。
ポイントは家計における「変動費」と「固定費」をいかにスリムにするか。さらに、ライザップ式なら、無理なく楽しく“結果にコミット”できます。
「将来、老後破産しないか不安」……そう思ったら、ぜひ本書のライザップ式家計ダイエットを実践してください。年金が6掛けになっても、給料が上がらなくても、恐れる必要はなし。引き締まった強靱な家計をつくりあげ、年金13万円時代を迎え撃ちましょう。

【構成】
はじめに 年金13万円時代を生き抜く「ライザップ式家計ダイエット」
第1章 “ふつうの人”が老後破産する「年金13万円時代」がやってくる
第2章 「変動費」を制するものは「メタボ家計ダイエット」を制する
第3章 「固定費」をそぎ落として“メタボ家計”を筋肉質に変える
第4章 リバウンドを的確に防ぐ「ごほうび」戦略
第5章 老後破産しないためのモリタク流「超現実的」投資戦略
第6章 「年金の繰上げ受給」は賢者の選択か?
第7章 老後生活を圧迫する「生命保険」を見直す
第8章 健康な体も幸せな老後も自分でつくりあげる
あとがき 「ドケチ」「セコい」と言われたら、勝ち組です

感想・レビュー・書評

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  • 既に読んだ森永卓郎氏の本と共通点が多い。固定費をいかに削るかについてや、トカイナカ暮らしの勧めなど。ふるさと納税についても言及しているが、これは、私は既にやっているので、斜め読みでとばした。
    55歳以上だと作れるクレジットカード、JMB G・G WAONカードはメリットがたくさんありそうなので、55歳になったら作ろうと思う。また、年金の繰上げ受給についてもメリットがあることがわかったのが収穫である。

  • ダイエットと家計への取り組みは同じというのはなるほどと思った。どちらも楽しみながらやるのが大事ですね。

  • 具体的でわかりやすく中々面白かった。特にふるさと納税はもっと調べよ

  • ダイエットと家計管理の秘訣は似ている。
    家計管理は変動費と固定費。生活習慣を変えることで変動費が抑えられる。
    食費=家計調査によると7万円。健康的なメニューで2万円までにする。お茶とコーヒーは水筒で持っていく。スーパーはメニューを決めずに出かける=メニューにこだわらずお買い得を選ぶ。=豆腐、卵、鶏肉、コマ肉。

    ダイエットは交際費節約に言い訳になる。

    節約は無駄にはならない。
    固定費は構造転換=それなりに手間がかかる。
    住居費=手取り収入の3割以内に。

    本当の勝ち組はヒルズ族ではなくトカイナカ族。会社から支給される交通費の範囲内。熱海、所沢など。

    マイカーは年間50万円ほどかかる。週1程度ならレンタカー。

    宅配便のプチプチとLED電球で光熱費をカットする。

    適度なご褒美=感触は手の甲に乗るナッツは間食Ok、と同じ。ふるさと納税で特産品を貰う。

    60歳から年金を繰り上げ支給する。
    月10万円の小遣い稼ぎ。

    もっともベストな老後の生活を思い浮かべる。

    金持ちだからといって幸せになることはない。

    短歌、俳句、囲碁、将棋など趣味を持つ。
    年金世代だからこそアーティストという生き方ができる。
    認知症を防ぐには右と左で違う動きをする体操など。料理は同時並行で行うこと。
    固定費変動費を抑えて、交際費娯楽費を多くする。
    ドケチ、せこいと言われたら勝ち。

  • ライザップで減量に成功した著者が、家計のスリム化を指南する。
    年収300万円~の本と同じような内容だが、違いは自身のメタボ生活を反省しているところ。老後破産しないためには、まず自分の生活費がどうなのかに気付くことが重要なのだろう。身の丈に合った生活をすれば、楽に暮らせても、人間には見栄や欲があるので上手く行かなくなる。そのあたりの認識次第で老後の人生も変るのかもしれない。
    しかし、この本の著者の写真は微妙な感じもする。いつまでこの体形を維持できるかのほうに興味がある。

  • ➖本書のポイント➖
    ❶ ダイエットと家計管理の秘訣は驚くほど似ている
    ❷ 家計に占める割合が最も大きいのは「食費」
    ❸ 不経済の極み「炭酸飲料」はティーバッグに替える
    ➖メモとアクションプラン➖
    ★支出をコントロールできるようになれば
    →給料が全く上がらなくても年金支給額が減ったとしても、恐れる必要は無い。
    →収入に応じて支出を増やしたり、減らしたりするのは一生もののスキルである。
    ★「いつになるかわからないなら、先送りしても大丈夫」と考えるのは、超デブの発想である。
    ❶ダイエットと家計管理の秘訣は驚くほど似ている
    ・低糖質ダイエットで減らすのは糖質を多く含む食品だけ。それ以外、つまり葉物野菜と卵肉魚納豆豆腐などは、お腹いっぱい食べられるので辛くない。カロリーや量を細かく計算するめんどくささもないので長続きする。
    ❷家計に占める割合が最も大きいのは「食費」
    →「安くてうまい」ものや炭酸飲料は結局のところ、不健康の元凶となり、長い目で見れば不経済である。外食でやすさを追求すればするほど、糖質中心となり、ダイエットから遠ざかっていく。糖質をせっせと摂取した挙句、医療費がかかってしまっては元も子もない。
    ❸不経済の極み「炭酸飲料」はティーバッグに替える→お茶のパックはスーパーの安売りなどを狙って、安く買えるし、会社のウォーターサーバーなどを使えば、水はタダ。お茶のパックも何回か使い回せるし経済的にはとても安く済む。コンビニや自販機で飲み物を買うのが馬鹿らしくなる。
    ★スーパーには献立を決めずに出かける
    →何が安くなっているのかを見て、買う商品を決めるのが鉄則
    ★「働かずに金を稼ぐ」ハゲタカたちの末路
    →投資ファンドや投資銀行で働くハゲタカたちは自分で働いて得たお金ではなく、真面目な庶民や企業が額に汗して働いて稼いだお金を横からかすめ取ってきただけである。法律には触れていないが、法律の網を巧妙にかいくぐってきているはず。そんな奴らは人として恥ずかしいし、最低だと思っている。
    奴らは金はあるだけ使うし、生活コストを下げ男などとも思わない。身の丈にあった生活を手に入れることが最も大切なことであるから。自分らしく過ごせる場所を見つけることが大事。そしてこの居場所探しには必ずしもお金をかける必要は無い。
    ★「どケチ」「せこい」と言われたら、勝ち組

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著者プロフィール

経済アナリスト、独協大学教授

「2022年 『楽しい!2拠点生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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