もにゅキャラ巡礼 銅像になったマンガ&アニメキャラたち

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594076726

作品紹介・あらすじ

モニュメント+キャラクター=もにゅキャラ!
アニメ『君の名は。』の舞台となったローカル線の駅にファンが大挙して訪れるなど社会現象化し、2016年の「新語・流行語大賞」トップテン入りした「聖地巡礼」。そんなマンガやアニメの「聖地」に近年、キャラクター銅像が設置される例が増えています。
本書は、そういった全国各地のキャラクター銅像=もにゅキャラ(モニュメント+キャラクター)を巡り、その由来や見どころを解説。マンガ&アニメ×アート×街歩きの要素を盛り込んだ、おそらく世界初の[もにゅキャラ巡礼ガイド]です。
取材したエリアは北海道から九州まで26か所、登場するキャラクターは、アトム、ガンダム、メーテル&鉄郎、矢吹丈、両津勘吉、大空翼、山田太郎、江戸川コナン、鬼太郎、仮面ライダー、ドラえもん、喪黒福造、サザエさん、鉄人28号、ケンシロウほか多数。それらを美術評論家・楠見清氏とマンガ解説者・南信長氏が、対談形式で楽しく紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 山田太郎像のケツバットガール

  • <目次>
    はじめに
    第1章  すべては手塚治虫から始まった
    第2章  「杉並区vs練馬区」アニメ聖地バトル
    第3章  下町もみゅキャラ密集地帯
    第4章  故郷にもにゅキャラを飾る
    第5章  縁あってその場所に建つ
    第6章  なぜその場所にそのキャラが⁈
    第7章  着ぐるみもにゅキャラ化のリアリティとは?
    第8章  巨大ロボット1/1もにゅキャラ対決!

    <内容>
    銅像やFRP像で作られたアニメキャラ、映画キャラ、マンガキャラ=「もにゅキャラ」と称し、大学准教授とマンガ読みのプロが巡礼した記録。週刊SPA!連載の集大成。
    大変面白く、また感心し興味深く読んだ。楠見氏の観察力や関心の深さ、南氏の知識とつっこみ(これは雑誌連載だったからでしょう)。像を仏像の姿とリンクさせたり、原作と像の姿かたちの論議(体形や頭と体のバランスなど)、2次元の絵を立体化するときの苦労(したのは造形担当の方々だが)に注目したり、目の表現の話などはとても面白かった。
    私は、ここに収録されている多くに行って、写真を撮ってきているが、こうした注目はしてこなかった。プロの視点は違うな、と思った。

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著者プロフィール

楠見 清(くすみ・きよし):1963年生まれ。美術評論家。『美術手帖』編集長を経て、現在は東京都立大学准教授。著書に『ロックの美術館』、共著に『もにゅキャラ巡礼──銅像になったマンガ&アニメキャラたち』『20世紀末・日本の美術──それぞれの作家の視点から』、分担著に『現代アート事典』『絵本の事典』など。展覧会企画に「KRAZY!」共同キュレーター(バンクーバー美術館、カナダ)、「江口寿史展 彼女」監修など。

「2023年 『無言板アート入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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