江戸・戦国のくずし字 古文書入門 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594079949

作品紹介・あらすじ

戦国武将や江戸の侍が認(したた)めた
古文書や掛け軸が読めると、歴史がもっと楽しくなる!

博物館や美術館などで公開される、新たに発見された古文書や貴重な掛け軸・史料は、歴史好きにとってたまらない魅力のあるものです。
しかし、展示物に書かれたくずし字、古文書をすらすらと読める人はそう多くはないようです。
そもそも日本語なので、くずしのパターンを覚えて自分で読めるようになれば、歴史上の人物像への理解がより深まり、歴史探訪や美術鑑賞がもっとたのしくなるはず。
本書では早稲田大学エクステンションセンターや毎日文化センター、読売・日本テレビ文化センターなどで人気の古文書講師が、まず「てらこや」の教科書を例に、くずし方のきまりや基本形を解説。さらに、戦国から江戸時代にかけての有名な古文書史料・全16点を掲載し、手本としています。
書を眺めながら歴史読み物としても楽しめる、古文書解読の入門書です。

菅野俊輔 (かんの しゅんすけ)
江戸文化研究家、歴史家、早稲田大学エクステンションセンター講師。
1948 年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校、毎日文化センター、読売・日本テレビ文化センター、小津文化教室での古文書解読講座の講師を務める。講演、テレビ出演、時代考証、著述など幅広く活動。『古地図と名所図会で味わう江戸の落語』『図説 世界を驚かせた頭のいい江戸のエコ生活』『江戸の長者番付』(ともに青春出版社)、『江戸っ子が惚
れた忠臣蔵』(小学館)、『書いておぼえる江戸のくずし字いろは入門』(柏書房)、『大江戸「古地図」大全』『江戸大古地図』『江戸城 天下普請の謎』『ビジュアル版 江戸・東京1000 年地図帳』『江戸の事件簿』『江戸「古地図」探訪』(いずれも宝島社)など編著書、監修書多数。

【掲載史料】
春画、黄表紙、錦絵、
江戸の有名人の書──遠山金四郎の起請文、黄門様の手紙、大岡越前の日記、鬼平の評判……
戦国武将自筆の手紙──武田信玄・織田信長・明智光秀・真田信繁

感想・レビュー・書評

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  • くずし方のきまりや基本形の解説から、歴史解説も載っている古文書解読の入門書。

    博物館なんかに行った時、古文書読めたら絶対楽しいだろうなと思って読みだした本。
    結論から言うと、当然ですがこれだけで博物館の古文書はすらすら読めるようになったりはしません(笑)やっぱりしっかり読めるようになるにはもっと知識と慣れが必要ですね……。
    でも、かといって全然意味がないかというとそうでもなくて、しっかりと通して読めば「江戸時代」の「かな文字」ならとぎれとぎれですが読める部分も出来てくるのでは、といった感じです。
    まあ、(あれ、ちょっとひらがな読める!?)と思った瞬間に戦国時代の資料に入るのでまた読めなくなるんですけど。

    何だか悔しいので、そのうちもう少し勉強したい……。
    同じ作者さんで、書いて覚えるような本もあったので、そちらもいずれ読んでみたいですね。

    ***

    具体的に言うと、このコミックエッセイの個々の料理の冒頭に載っている(おそらく作者さんが書き写した?)江戸の豆腐料理のレシピを記したくずし字くらいは何とか読めそうな感じ。
    →『豆腐百珍 百番勝負』 (コミックエッセイの森) /花福こざる

  • 「入門」と銘打っているが、かなり内容を詰め込んでおり、後半以降は難しかった。

  • くずし字読本として微妙だが雑談の部分が楽しめる

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1335409

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著者プロフィール

菅野俊輔 かんのしゅんすけ

江戸文化研究家、歴史家。1948年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。早稲田大学エクステンションセンター、朝日カルチャーセンター、毎日文化センター、読売・日本テレビ文化センター、小津文化教室ほかで、古文書解読講座の講師を務めるほか、講演、著述、テレビ・ラジオ出演、時代考証など多方面で活躍中。著書に『江戸っ子が惚れた忠臣蔵』(小学館)、『書いておぼえる 江戸のくずし字 いろは入門』『書いておぼえる 「江戸名所図会」くずし字入門』(ともに柏書房)、『大江戸「古地図」大全』(宝島社)、『江戸の長者番付』『真相解明「本能寺の変」』(ともに青春出版社)、『江戸・戦国のくずし字古文書入門』(小社刊)などがある。

「2022年 『なぞり書きで覚える 江戸のくずし字入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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