大炎上 (扶桑社新書)

著者 :
  • 扶桑社
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594079970

作品紹介・あらすじ

百田尚樹氏推薦!
「高須院長は筋金入りの男だ。こんな豪快な金持ちがあと10人いたら、日本は変わる!」

前著『炎上上等』で、数々の炎上発言を披露し物議を醸した著者が、
今回は笑顔のウラに隠された自身の炎上人生を語る!

幼少期の壮絶なイジメと父の死、当時は異端だった美容外科の道へ進み、先駆者として業界を切り拓くも、
文春砲を食らい、脱税捜査、部下の裏切り、借金100億、医業停止、母と妻の死、サイバラとの出会い……。
何度人生の災難に燃やされそうになっても、その度に不屈の魂の炎を燃やし、不死鳥の如く甦ってきた。
そこには著者一流の、逆境を生き抜くメンタルコントロール術、柔軟な発想法、仕事や人生に向き合う姿勢と心構えがあった。

波乱万丈、抱腹絶倒、そして生きる勇気と知恵と爽やかな感動が得られる半自伝的人生論!

感想・レビュー・書評

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  • Yes! 高須クリニックでおなじみ、医師の高須先生のエッセイ集。
    Twitterで著者のツイートがよく炎上するということで、本書のタイトルになったようだが、本書の内容もツイートも至極まとものような気がする。
    最近がんを患っていることを公表した著者だが、何とか寛解にまで持って行っていただき、末永いご活躍を陰より祈念する次第である。

  • 高須クリニックの高須先生の生い立ちと考え方がよくわかる本。乱暴だけど根は純粋で、日本を良くすることを真剣に考えている。素直な記述に好感が持てる。
    「今の若い人は打たれ弱いと言うけれど、打たれずに育ってきたら弱いのは当たり前。競争を避け、挫折もさせず、過保護にされて育つから、たった一度の挫折にも負けてしまうのです」p37
    「(いじめる側といじめられる側両方の経験)そこで初めて暴力の有難さがわかりました、やられていた時は怖かったけど、やる側になったら、こんなに気持ちいいことはない。僕はイジメられる苦しみも分かるけど、イジメる側の快楽も分かる」p39
    「大切なのは「自分で選択肢を探して」その中からどれかを「選択」して「前に進む」ことなのです」p53
    「空腹は冷蔵庫に冷やしてあった点滴液で満たしました。点滴液というのは、ほとんどスポーツドリンクと変わりません。ですから医者は疲れたり二日酔いだったりすると、よく点滴液を飲んでいたのです」p59
    「あれがいいか、これがいいかと悩んでいるから、値段を聞いたらどっちも2000円もしないものなんです。そんなもので悩む時間がもったいない。店にある石を全部包んでってお願いしたら、サイバラはなぜか怒ってしまいました」p64
    「良いものをつかみたければ、新しいものと引かれ合う磁石になるべきです。とりあえずちょっと興味を持ったら引き寄せてみる。それでカスだったら手放せばいいだけです」p74
    「人の批判をして邪魔ばかりしようとする人は、自分では面白いことの1つも思いつかないから、他人にもやってほしくないだけなのです。高見から見下したようなことを言いながら、その実、心の中は嫉妬の炎が燃え盛っているのですからお気の毒です」p77
    「そもそも悪口や陰口のほとんどは聞く価値がありません。もし、的を射た悪口があったのなら「タダでアドバイスしてくれてありがとう」と思えばいいし、そうでなければ、無視するのが賢明です」p80
    「僕は一度見た手術はコピーするように完璧に覚えられるという特技がある」p91
    「人生、気をつけていても転ぶ時は転びます。そんな時でも「そのうち解決するさ」と、いい意味で諦めてクヨクヨせずいる方が人生は楽しいし、結果的に問題も早く解決してしまうものです」p92
    「よく、成功の秘訣は目標設定と言われますが、僕はそう思いません。目標を決めたら、そこが限界ではありませんか。目標を決めると、それに囚われてしまいがちです。すると視野が狭くなり、その目標に関わること以外は、目に入らなくなってしまうのです」p108
    「大切な話は直接会って話す。最低限、電話で話す。それほど大切な話でなくても、たまには直接話して距離を縮める。そんな当たり前のことを実行するだけで、仕事は好転していくものです」p114
    「(やせ我慢)誰がどう見ても人一倍働いて、すごく疲れているはずなのに、心配されても笑顔で「いやいや、まだまだ大丈夫ですから心配くださるな」なんて言えたらカッコいいじゃないですか」p148

  • 本音で生きる高須克弥の生き様が素晴らしい!
    ただ、ポリコレの蔓延した、現在の日本では、困難な生き方になっている!

  • 面白い内容だった。

  • 高須クリニック院長の高須克弥先生の本です。先生は愛知県のご出身で、愛知県の中でも三河と尾張(名古屋)があると書かれていたのが印象的でした。

  • 医学部受験の話や 美容整形を目指すまでなど
    山り谷あり 困難も成功も大きすぎて
    これは 偉人伝に名を連ねるレベルですね
    どの話も一本筋が通って
    とてもスカッとするエッセイで
    もっと売れてもいいはずと思うくらい

  • サイバラさんの作品から、「かっちゃん」を知りました。

    だれでも「Yes タカスクリニック」は知っていますが、施術を受けにいったことがないかぎり、どんな病院かもよくわかりませんし、ましてや院長さんがどんな人かはよく知らないまま。

    わたしもそんな一人でした。

    「あ、息子がいるんだ」
    「あ、奥さんの話ししてるんだ」

    などなど、知っている方からしたら当たり前のことに驚き、そして、言葉の裏の生き方、考え方があまりにも「イマドキ」なことにまたびっくりします。

    だめになったらすってんてんになるくらいなのだから、またやりなおせばいい、と、公務員人生を歩んだ人や定年まで同じ会社にいた人に言われても説得力はありません。
    でも、かっちゃんの言葉なら別。

    あんなこと、こんなことに出会って、それでもかっちゃんのように日々を生きられる人なんて、いるはずないやと思います。

    尊敬せよ、というくらい、当然です。

    何回生まれ変わっても、こんな人生を生きられるなんて思えませんが、自分の人生でおきたことは、自分の人生で決着をつけること、そこだけは真似できるはず。そうしなくちゃ。と思わさせてくれます。

    数百円で楽しめて、すこし元気をくれる本。
    まさに、文庫本のいいところが現れた本ですね。

  • 生きているうちに起こったことは、生きているうちに解決する。

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著者プロフィール

【解説】高須 克弥(たかす・かつや)
1945 年1 月、愛知県生まれ。日本の美容外科医。医学博士( 昭和大学、1973 年)。美容外科「高須クリニック」院長。東海
高校、昭和大学医学部卒業。同大学院医学研究科博士課程修了。大学院在学中から海外へ( イタリアやドイツ) 研修に行き、
最新の美容外科技術を学ぶ。「脂肪吸引手術」を日本に紹介し普及させた。「プチ整形」の生みの親でもある。紺綬褒章を受章。
近著には『炎上上等』『大炎上』( ともに扶桑社新書) などがある。

「2023年 『[復刻版]高等科修身[男子用]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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