- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594082680
作品紹介・あらすじ
1日15万PVを超える人気ブログ
「ゲイです、ほぼ夫婦です」が
本になりました!
■絵はすべて描き直し
描き下ろしもたっぷり
いまでこそ大人気ブロガーの歌川さんですが、描き始めたときはど素人。なぜマンガを描き始めたのか。ツレちゃんが愛護センターから救出してきた愛猫・茶助とのつらいお別れなど、描き下ろしもたっぷり収録。
「たまたま男同士だっただけで、普通の夫婦ですよ。男同士だから“ほぼ”夫婦で、
20年になりました!」
普通というにはコッテリ濃厚すぎる仲間とのエピソードが満載。悪魔のような親友・キミツの超絶毒舌切り返し。キミツの店ではたらくソムリエ志望ツィン子ちゃんの成長。彼氏のお母さんに偏愛されるトンちゃんをはじめとするゲイ友たち。サラリーマン時代のスーパー上司Fさん。そして斜め上をゆくパートナー・ツレちゃんの天然エピソードもてんこ盛り!
吉田羊さんと太賀さん主演で映画化された『母さんがどんなに僕が嫌いでも』で赤裸々に綴ったように、子どもの頃から母親に虐待を受け、学校ではいじめにあい、家出。仕事で認められようとがむしゃらになるあまり、人を貶めるようになってしまう……。
ずっと自分の存在意義を見失ってきた著者が、仲間を得、仕事仲間と信頼を築き、愛情たっぷりのパートナーといまキラキラ幸せな時間を過ごしていることが、どれほどかけがえのない大切なものなのか。
お話は爆笑の渦なのに、いろんなことを乗り越えてきた、人を愛する暖かい歌川さんのまなざしに、つい涙してしまうのです。
心が疲れたときに読んでほしい、笑えて泣けるホッとする1冊。
■歌川たいじ
1966年、東京都生まれ。漫画家、小説家。パートナーのツレちゃんとの日々をつづったブログ「ゲイです、ほぼ夫婦です」で人気を博し、2010年『じりラブ』でデビュー。2013年に刊行された、母からの虐待、学校でのいじめなど、壮絶な半生を描いた『母さんがどんなに僕を嫌いでも』(KADOKAWA/エンターブレイン)が反響を呼び、2018年に映画化された。著書に『母の形見は借金地獄』『やせる石鹸』『花まみれの淑女たち』(ともにKADOKAWA)、『「おつきあい」の壁を乗り越え48キロやせました』(幻冬舎)など。テレビ、ラジオ、講演会など多方面で活躍。老若男女、セクシャリティを問わず多くの熱烈なファンをもつ。
http://utagawataiji.blog.jp/
感想・レビュー・書評
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日常含めのエッセイマンガを描くようになった経緯
ツレちゃんへの感謝と愛情
猫への思い
周りの人との関わり方、寄り添い方
「なぜ戦争しちゃいけないの?」に対してのFさんの答えがとてもとても良い。
自身の考えをしっかり言い切り、「自分の考えをぶつけてくれてありがとう! いろいろな人の意見を聞いて戦争についてもっともっと知ってください」
この言葉があるからこそ教えられたままでなく、また一人ひとりが考え続けることこそが大切と感じられるのだろう。
(けどお金があったら…はまた考えてしまうのかな。国にも個人にも)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
心にジンとくる言葉ばかり。 部屋のいつでも手に取れる場所に置いておきたいです。 歌川さん、これからも本を出して下さい。
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リーマンショックでリストラされてから漫画化になる経緯、ツレちゃんのこと、サラリーマン時代のこと、ネコのこと等歌川さんのこれまでをざっくりおさらいできる本だった。
サラリーマン時代の上司Fさん最高にいい上司だ!うちにも欲しい!
10年以上続けられている歌川たいじさんのブログ「ゲイです、ほぼ夫婦です」は、ツレちゃんとのしょーもなくて何でもない日常が綴られていて、別に何か特別じゃなくてもこんな風に好きな人と暮らせるんだと、少し明るい気分になれるブログです。
10年ちょっと経って、性的マイノリティを取り巻く環境はガラッと変わったのか実はなんにも変わってないのかよく分からないけど、歌川さんにはこのまま元気に活動を続けてもらえると嬉しい。