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- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594089047
作品紹介・あらすじ
江戸時代に各地を治めていた藩主は、明治四年の廃藩置県によって国元から切り離されて強制的に東京住まいとなった。戊辰戦争で勝った大名も負けた大名も一緒くたに、領地は没収され、家臣は解散させられた。
最後の将軍、徳川慶喜は狩猟や写真に生きることで自分の政治力を封印した。
慶喜の兄、鳥取藩の池田慶徳は、誠実さと勤勉さで藩をまとめ、維新後も領民を気にかけ、国家に尽くし、飄然と世を去った。
そのほか地方行政に腕をふるった上総の一宮藩一万石の加納久宜、商社を経営しクリスチャンとなった三田藩九鬼隆義、箱館戦争まで参戦後二十年隠棲した最後の老中安藤信正など、十二名の元殿様の知られざる波乱に富んだ生き様を、人気歴史研究家の河合敦先生が紹介する。
感想・レビュー・書評
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慶喜の近代化構想
ここに記載された著名な元藩主、新政府側になり爵位を受けた人々は、大凡明治維新以降大きな屋敷で悠々自適、贅沢三昧生活だったと読める。だが、残念のだったのは最後の将軍慶喜だ。将軍になった直後の慶喜の政治・軍隊組織等含め近代化構想には驚愕する。と言うのも実は明治維新の諸外国からの近代化推進は慶喜の新政府構想そのもので、慶喜にもう少し時間があったら日本は軍国主義的な国家ではない国になっていたのではないかとさえ想像できる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
有り 281/カ/17 洋泉社新書 棚:281/カ/17 棚:5
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