100年残したい日本の会社

著者 :
  • 扶桑社
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本棚登録 : 26
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594091743

作品紹介・あらすじ

 私はこれまで、創業100年を超えた企業、たとえば虎屋、鈴廣、にんべん、龍角散など錚々たる老舗企業の社長たちをたくさん取材し、永続企業になる秘訣を探求してきました。
 しかし、そうした歴史のある素晴らしい会社は、稀有な存在です。あまりにも完成されていて、遥か彼方にある会社だと思われる方も少なくないでしょう。自社との隔たりの大きさに、とても参考にしようという気持ちが起きないかもしれません。
 そこでみなさんが、より身近な存在として、自社とオーバーラップすることができるのはどのような会社だろうかと考えたとき、それは、まだ成長過程にあり、伸びしろがある会社ではないかと思ったのです。今まさに「100年企業になろうともがいている会社」ではないだろうかと。
 今回、100年残ってほしい企業をピックアップさせていただき、各社の代表者や創業者に取材し、その内容をみなさんに紹介することにしました。取材にご協力いただいた会社は決して無名の会社ではありませんが、10社すべてが100年続くために必死にもがいている会社です。
 きっと、本書に目を通していただいた多くの経営者の方は「そうか、こんなに有名な会社でも自分たちとそれほど変わらないんだな」と身近に感じてもらえるはずです。今まさに取り組んでいること、苦労していることは、みなさんの現在のご苦労とも重なってくると思うのです。
 だからこそ、今ここから、自分たちの会社がやるべきことが見えてくる、新たな事業の方向性や戦略のヒントが生まれてくるに違いありません。10社の代表者や創業者の想いに刺激を受け、勇気がわいてくるはずです。「自分の会社もこんな会社にしたい」と目標にしていただけるのではないかと思っています。

 今回、本書『100年残したい日本の会社』として10社を取材させていただきました。選ばせていただいた理由をここでお話しします。

感想・レビュー・書評

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  • 取り組みも業種も多種多様な10社が紹介されていて、とても勉強になった。

  • タイトル通り、経営者である著者が100年残したい日本の会社の社長にインタビューしていく内容。
    特徴的なのは、100年残ってきた企業にインタビューするのではなく、100年経っていないが著者が注目するこれから100年続くであろう企業を10社選別しているところ。
    良くも悪くも、著者(場合によっては編集者)のバイアスが入った一冊となっていた。

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著者プロフィール

TOMAコンサルタンツグループ株式会社代表取締役会長
TOMA100年企業創りコンサルタンツ株式会社代表取締役社長
公認会計士/税理士/中小企業診断士/行政書士
1952年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、大手監査法人勤務を経て、1982年藤間公認会計士税理士事務所を開設。2012年より分社化して、TOMAコンサルタンツグループ株式会社を母体とする200名のコンサルティングファームを構築。100年企業創りと事業承継をライフワークとし、関連セミナーを1500回以上開催。老舗企業を集めたイベント「100年企業サミット」を主催するほか、雑誌やテレビ等で老舗企業取材も多数経験。著書に『永続企業の創り方10ヶ条』(平成出版)、『2時間でざっくりつかむ! 中小企業の「事業承継」はじめに読む本』(すばる舎)『社長引退勧告』(幻冬舎)『社員を喜ばす経営』(現代書林)『100年残したい日本の会社』(扶桑社)などがある。東京都倫理法人会幹事長、元日本青年会議所議長・委員長、ニュービジネス協議会会員、東京中小企業家同友会会員、元盛和塾会員、日創研経営研究会会員、銀座ロータリークラブ会員。

「2023年 『部下とは15分だけ話しなさい!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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