安倍晋三vs財務省

  • 扶桑社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784594095444

作品紹介・あらすじ

国益、省益、権謀術数、出世、自己保身……首相退任後、安倍晋三さんが財務省を非難した、ほんとうの理由を徹底的に明らかにする!ベストセラー『安倍晋三 回顧録』で国民に衝撃を与えた、安倍さんの〝財務省不信発言〟。日本経済の分岐点を何度も世界各地の現場で体験してきた経済記者と、安倍総理に最も近いところにいた政治記者が、安倍さんの真意と財務省の実態を包み隠さず語り明かす全国民必読の書!第一章 安倍さんを目覚めさせたのは、何か?第二章 財務省の政界工作第三章 財務省の〝真の事務次官〟第四章 財務省と新聞社、政治家第五章 財務省と日本銀行第六章 財務省とアベノミクス第七章 財務省と岸田首相

感想・レビュー・書評

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  • 財務省と安倍晋三さんとの戦いの歴史よりも、財務省が如何に政界に食い込んできて省是の増税工作を行っているかが印象に残った一冊でした。以下は、自分の備忘録です。

    ・岸田文雄は2021年、自民党に総裁直轄機関として「財政健全化推進本部」を作ってしまった。

    ・YCCは、財務省に忖度した黒田さんが安倍総理に消費税増税を促すために行った金融手法でないかと田村秀男さんは見ている。

    ・財務省は今も昔のままの天下り、渡り、の文化があるためOBでも財務省に逆らえない。

    ・財務省の真の意図は消費税の15%以上への引き上げで防衛費増額はさらなる消費増税へのまたとない踏み台。

    ・野党が政権を取っても政権運営できないのは、学び舎でもある政務調査会が機能していないから。

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著者プロフィール

産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員。昭和21年高知県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業後、日本経済新聞社入社。 ワシントン特派員、経済部次長・編集委員、米アジア財団(サンフランシスコ)上級フェロー、香港支局長、東京本社編集委員、日本経済研究センター欧米研究会座長(兼任)などを経て2006年産経新聞社に移籍。著書に『日経新聞の真実』(光文社)、『人民元・ドル・円』(岩波書店)、『経済で読む「日・米・中」関係』(扶桑社)、『検証 米中貿易戦争』(マガジンランド)、『日本経済は再生できるか』(ワニブックス)など多数。

「2023年 『金融大波乱 ドル・円・人民元の通貨戦争が始まった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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