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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596331946
作品紹介・あらすじ
母亡き後、暴君と化した父との暮らしに耐えかね、18歳のメグは故郷を飛び出した。そして6年が経った今、英国へ帰る船代も、頼れる人もおらず、彼女は異国の波止場に立ち尽くし、途方にくれていた。ところが、偶然にも怪我をして気を失った男性を見つけ、メグは彼を介抱する代わりに、“妻”と偽って船上の人となった。やがてその男性ロスが目を覚まし、共に過ごすうち惹かれていくが、英国に到着すると、なんと彼が高貴な貴族であることがわかる。身分違いと自らを戒めるメグに、ロスが法外な話を持ちかけた。「僕の家政婦兼愛人にならないか?」
感想・レビュー・書評
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3.6
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戦場で傷つき、身も心もボロボロのロスが、メグに助けられたことで、行きがかり上夫婦として船室をともにした。下船したら、姉と妹を探すつもりだったメグだが、金銭を盗まれロスの屋敷の家政婦になることに。
しかし、彼は愛人関係を求めてきて…
厳格な牧師の父の元で育った姉妹のシリーズになるのだと思う。
雇い主と家政婦という設定は王道で、話にもとくにひねりはありませんが、メグに対して愛人関係を求めてしまうロスの鈍さや、彼の誘惑に必死に抵抗する彼女との攻防は良かった。
主人公二人とも暴君だった父に対するコンプレックスからの脱却が、主人公たちのテーマになっている。彼女に対するロスの態度の理解と変化は嬉しい。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-4261.html
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