yoccomoonさんの感想
2012年12月7日
18歳の頃、育ての両親の反対に合い別れを告げなければならなかった恋人が住む国、ズーヒールに再び降り立った瞬間、ヒロインのジャスミンは、元恋人である君主タリクの元へ連れ去られ、あっという間に結婚の儀式が行われてしまいます。 最初から、彼の元へ向かう予定だったヒロインはその状況を受け入れますが、ヒロインが去っていったという苦い経験を忘れられないタリクは、彼女に対して、情熱的な愛情を示したり、支配しようとしたりはしますが、慎重な態度で心を完全に許そうとしません。 お互い相手に夢中で、残るは信頼関係のみ…というストーリー展開なので、割と安心して読めました。ラブラブ度は高めです。
フィジー生まれ。ニュージーランドで育ち、日本で3年間すごす。2003年にデビュー。パラノーマル・ロマンス〈サイ=チェンジリング〉シリーズでベストセラー作家となり、数々の賞に輝く。〈扶桑社ロマンスのナリーニ・シン作品〉『黒き狩人と夜空の瞳』『冷たい瞳が燃えるとき』『氷の戦士と美しき狼』『気高き豹と炎の天使』『封印の獣と偽りの氷姫(ひょうき)』『燃える刻印を押されて』『遠き記憶が輝くとき』『裁きの剣と氷獄の乙女』『藍色の瞳の女神と戯れて』『雪の狼と紅蓮(ぐれん)の宝玉』(上・下)『金眼の黒狼(こくろう)と月下の戦姫(せんき)』(上・下) 「2016年 『黒曜石の心と真夜中の瞳(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」