狼とシンデレラ (シルエット・ディザイア 1146 富豪一族:知られざる相続人 4)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596511461

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  • 富豪一族:知られざる相続人シリーズ四巻目。<br>
    フォーチュン家の知られざる相続人たちが織りなす愛の物語。<br>
    一族のはみ出し者キャメロンの娘ホリーを探しにアラスカに行った軽飛行機パイロットのガイがヒーロー。ホリーはフォーチュン家からの連絡を悉く撥ね付けているため、直接に話しをするためにフリンに頼まれたのがガイ。ガイの飛行機は悪天候のため湖に墜落し、しばらくホリーの家で養生することになる。ガイは依頼によってやってきたことを打ち明けられないままにホリーに惹かれ、ホリーも逞しく男性らしいガイに惹かれる。けれどガイの正体が分かって一悶着。<br>
    ろくでなしの父親キャメロンには一度も会ったこともなく苦労して育ったホリーは、フォーチュン家から離れたいという気持ちでアラスカに向かったので、今さらフォーチュン家に関わりを持ちたくないという気持ちなのは良くわかる。確かに兄のしでかした悪行を正し、新たに発見した家族を迎え入れたいという気持ちは分からないではないけれど、ロイドのたくらみがなければ非嫡出子の存在すら知らなかった億万長者の一族という設定自体がやっぱり違和感。なにしろホリー自身は父親キャメロンがフォーチュン家の人間だと知っていたみたいだし。<br>
    別にどうしても会わなくても良いじゃないかなあ。あるいはどうしても会いたいのならフォーチュン家のほうから会いに行くべきじゃないかと。襟を正さなくてはならないのはフォーチュン家なわけだし。<br>
    そしてやっぱりロマンスに影を落とすのがお金。ホリーが相続する一千万ドル。それがネックとなってガイは姿を消す。いやいや婚前前契約とか、いろいろ講じられる策はあるし、ちゃんと向き合って話しさえすれば拗れる要素はないと思うのだけど、それを言っちゃあお終いよ、と言うことで。<br>

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