ゴビ 僕と125キロを走った、奇跡の犬 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
- ハーパーコリンズ・ ジャパン (2018年4月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596551276
感想・レビュー・書評
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ゴビ砂漠ウルトラマラソンに挑むディオン。レースの途中から子犬に出会う。子犬(ゴビ)はディオンに懐き、ディオンとともに走り始める。ディオンはゴビをディオンの住むエディンバラに連れて帰ろうとするが、数々の困難が待っていた。ノンフィクション。愛情のエピソードはそんなに多くなく、ゴビを連れて帰るまでの物語の感じです(物語の後半はそれです)。ゴビのことだけでなく、ディオンの過去、ウルトラマラソンでのライバル・仲間との出来事もあり、内容はたっぷり、でもマラソンのように一定のペースで面白く読めました。何か感ずるものがあったのでしょうが、一匹の犬がたまたま出会った一人の人に懐き、一緒にマラソンをするっていうのが、そして、その後共に暮らすようになるというのが驚きでした。犬が好きなランナー(私の近くにいるんですが)にお勧めしました、そういった方はより感動するのではないかと思います。
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ノンフィクションの話で、過酷なレースの間でなぜかついてくる犬がいて、心を通わせたその犬をどうにか中国からイギリスまで連れて帰るか、という話です。
一緒に走ったのは2日間だけで、あとは走っている間に自分の小さいころの話などの心に傷を負った話を回想したり、
どうやって奥さんと出会ったのか、連れて帰ろうと思ったら犬が中国で行方不明になったり、最終的に中国の人はいい人ばかりで
出会った人に感謝、とういうような内容で、ノンフィクションで「それは心に傷を負うだろうなぁ」という話ばかりでしたが、
レース中に回想しながら話しているような文章なのであまり重たくならずすらすらと読めました。
一緒に走った話よりもそのあとの話が長かったのでその点で期待と違ったなということで★ー1ですが、(英語のタイトルはちゃんと犬を探す話を連想するようなタイトルなのに日本語が違うので印象が変わる)
その点以外は面白かったです。