逃げた相続人 (ハーレクイン・ヒストリカル文庫 11 愛と称号と財産と 2)

著者 : スーザン・スペンサーポール 杉本ユミ

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2005年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[mangasiryousituさんの感想 · 2012年1月8日]

両親を亡くし、暴力を振るう叔父と大嫌いな男との強制的な結婚を避けようと、城から逃げ出した伯爵令嬢。酒場で絡まれているところを一人の男に助けられる。国王への嘆願のためロンドンへの向かおうとする彼女を彼は見捨てられない。彼女に対して紳士らしい態度で接しないために彼女は反発し、二人は衝突しつづける。やがて二人は互いのことを理解しはじめ、惹かれあっていく。お互いに打ち明けられない事情を抱え、また叔父や婚約者の追及も絡んで、事態は複雑になっていく。 テンポよく、話がすすみ、おもしろかったです。

[mさんの感想 · 2011年9月18日]

愛と称号と財産と２[more]<br />「花嫁の持参金」の双子の片割れがヒーロー（もう一人は修道僧に）。兄とは父が違うと知り家を出ている。<br /><br /><blockquote>内容（「BOOK」データベースより）<br />ロザリンは目を覚ました。すぐ近くに微笑む男の顔が、見知らぬ美しい男の顔があった。驚いて悲鳴をあげると同時に、昨夜のことを思い出した。彼女を鞭打つ残酷で凶暴な叔父から領地を取り戻すため、そして獣のような男との結婚から逃れるため、城を抜け出したことを。城を逃れたはいいが、立ち寄った宿屋で酔客に絡まれ、危ないところをこの男に助けられたのだ。でもまさか…こんなことになるなんて!ロザリンは一糸まとわぬ自分の姿に動転していた。</blockquote>

[bearsbooklist2000さんの感想 · 2009年1月19日]

愛と称号と財産と〈2〉
ヒーローはボールドウィン家の双子のヒュー、ヒロインは伯爵家の相続人ロザリン。
第１作目の結末からヒューが葛藤を抱えていて、それをヒロインが癒してくれる、なかなかシリーズ物の醍醐味が味わえました。