- Amazon.co.jp ・本 (776ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596774408
感想・レビュー・書評
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1995年に公開されたクライムアクション映画の傑作『ヒート』の続編がなんと小説の形で世に送り出されました。映画の監督をしたマイケル・マンさんとメグ・ガーディナーさんの共著となっています。あとがきを除く本編で769ページある分厚い文庫本なので、手に取るのを躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、映画『ヒート』が好きなら気にいること間違いなしです。映画で演じた俳優を思い浮かべながら読み進めました。映画で描かれていた時代の前後が語られ、登場人物たちの人間像がより濃厚に構築されます。20年以上前に公開された映画なので、同じ俳優でこの小説を映画化するのは難しいでしょうが、映画でも見てみたい誘惑にかられます。もちろんメガホンをとるのはマイケル・マンさんで!
日本語で本作品を読めることの喜びを、出版社、翻訳者始め関わった人たちに感謝しかありません。
映画『ヒート』はNetflixやAmazonPrimeで鑑賞することができます(2023年9月現在)。復習をしてから、本書を楽しみましょう。
最高に楽しい時間を過ごすことができました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ものすごい熱量。
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面白かったです
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2023/06/?〜2023/10/07
“HEAT”が僕のオールタイムベストムービーなので、本屋さんでこの本を見掛けたときすぐに入手した。
仕事の休憩時間が僕の読書タイムなんだけど、仕事のあれこれで全然読み進めることが出来ていなかった。
作品自体は滅茶苦茶面白くいし、特に後半は加速度的に物語の糸が寄り合っていくんだけど、とにかく1ページを読むのに時間がかかる本だった。
翻訳文学は国産文学と比較すると、同じ文字数でも所要時間が10〜20%増しになる体感があるが、本作は20〜35%程度所要時間が加算される作品だったように思う。
本作は映画以上にニールとクリスの絆の深さが描かれ、映画で感じられる以上に二人の内面に触れることができた。
一方、ヴィンセント・ハナは読了後も驚くほど映画鑑賞時と印象が変わらないのが面白い。 -
大好きな映画の続編小説を、監督自ら執筆。しかも映画の前日譚と後日譚が同時進行。1冊で2冊分楽しめる。素晴らし過ぎる!そして、アダム・ドライバー主演で映画化。楽しみ過ぎる!
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とにかく最高。
ヒートが好きな人は読むべし。
知らなくても、ジリジリする物語に
読むのをやめられない事必死。
ドン・ウィンズロウが褒めるはず。