こぼれる魂 (MIRA文庫 AK 1-3)

著者 : アレックス・カーヴァ 新井ひろみ

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2004年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[viwさんの感想 · 2011年4月9日]

FBI捜査官マギー・オデールシリーズ第3弾。

実は絶版状態だったこの「こぼれる魂」
今は再版されてどこでも手に入るようになっていますが、そのときは古本を探しまくりました(涙)

絶版ということは内容がイマイチなのか？と思いながら読み進んで行ったら、全然そんなことはありません。
カルト教団集団の集団自殺から始まる事件、そしてマギーの性格を形作る要因の一つ、母親との関係が明らかになっていきます。
マインドコントロールという言葉を久々に思い出してしまったり、「信じる」ということの強さと恐ろしさで震撼させられる一作です。

[cookiesさんの感想 · 2008年2月13日]

FBI特別捜査官マギー・オデール・シリーズ第三弾。

[ハコさんの感想 · 2007年11月4日]

若者の立て篭もり事件――集団自殺という出だしで、どう進んでいくのかと思っていたら今回はマギーと母親の関係に焦点が当てられていました。捩れた関係が万事修復、なんてご都合主義な展開じゃなく、言い表すのが難しい変化に抑えてくれたのが嬉しい。