美しい悲劇 (MIRA文庫 LH 1-9)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596911308

感想・レビュー・書評

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  • 故郷テキサスに戻ったキャサリンは、亡き父の牧場がすっかり様変わりしていることに驚いた。牧場監督のルールが我が物顔で采配を振り、競走馬の飼育まで手がけている。長く牧場を離れていたとはいえ、オーナーの私には報告さえ来ていない。怒りが頭をもたげる一方、ほろ苦い思い出が胸によみがえった。ルール―彼はいつだって特別な存在だった。八年前、川で無邪気に泳ぐ私を、やさしく抱きしめてくれたあの日から。ファン待望の初期作品が新訳で登場。

    ヒーロー無口すぎ。ヒロインに好かれたいのなら、もっとわかりやすく気持ちを伝える努力があっても。だいたい17歳のヒロインを襲っておきながら悪びれていないところがなんとも。それじゃヒロインに誤解されて逃げられても仕方がない。<br>
    シカゴで結婚し仕事もしている割にヒロインは噛みついてばかりな印象。ヒーローだけでなく他の人にも。大人なんだからもっと冷静に対処して欲しかった。結局のところ好きすぎるくせに口べたなヒーローと、子供なヒロインの八年間のバタバタ劇というところか。<br>
    ヒーローのベトナムでの傷手とか、ヒロインの夫を失った悲しみとか、そういった部分をもっと掘り下げて欲しかったかも。でもヒロインが距離を置いていた義母を理解したり、牧場の仕事に深く関わったり、と成長が見えたところは良かった。そしてヒーローがヒロインの義姉に襲われて、ヒロインが出て行ってしまうかと泣きだすところは、なんというか痛快。最初からそうしていれば誤解も生まれなかったのに。<br>
    しかし邦題の「美しい悲劇」ってよくわかんない。もっと悲惨なことが起こるかと最後まで考えてた。この話しには原題の「Against the Rules」のほうがしっくりくる。

  • ☆3.5

    数年ぶりに故郷の牧場に帰ってきたヒロインは牧場を切り盛りするヒーローと再会する。

    リンダ・ハワードって色んなテイストの話があると思うんだけど(数冊しか読んでないけど)
    これは重い話ではないしかといって『チアガール・ブルース』のようなテイストのポップさでもないので読みやすかった。
    8年間痴話喧嘩しているような二人だったけどw
    邦題の『美しい悲劇』がどういう意味なのかわからなかったけど悲劇的な話ではないので良かった。
    ヒロインがフリーになったからいいもののみすみす永遠に逃すかもしれなかったヒーロー残念すぎる。

    1983年。

  • 初期のLH。ちょっとDPぽくて意外。ケガしてからのヒーローのデレぶりにビックリ。

  • ヒーローがかなり傲慢と言うか、自分勝手だわ~。
    自分の気持ちを全然ヒロインに伝えてないし。
    二人の言い争いばっかりだし、義妹もとんでもない女だし、色々うざいなぁ・・・と思いながら読んでた。
    でも、ラストでヒーローが、ヒロインが出て行ってしまうと思い込んで泣きながら悪態ついてるってシーンを読んだらスカッとしたwww
    ヒーロー痛い目に遭え!!と思ってて、その通りになると、スッキリしますねw

  • 牧場の娘でありながら家を出ていたキャサリンは、父の死後、短期滞在のつもりで帰郷する。牧場を立て直していたのは、かつて恋人だった人、どんな女性も虜にしてしまう魅力的なルール。本当のオーナーは自分だと強がるキャサリンを、今も愛しているルール。牧場を舞台に、二人の恋が再び燃え上がる。新訳で登場。

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