カムフラージュ (MIRA文庫 LH 1-24)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596913166

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  • 大怪我で記憶も失っている元夫のもとに駆け付けたヒロインは‥ これぞ、ロマンティック・サスペンス。

    ジェイは真面目なキャリアウーマンだが、よりによって職を失った日に、FBIの訪問を受け、元夫の顔を確認してほしいと依頼される。
    5年前に別れた夫スティーブは事故で火傷を負い、顔も身体も包帯でぐるぐる巻き、身体は動かせないし、記憶も失っているらしい。
    ジェイは衝撃だけでない何かを感じて献身的に看病するが、かすかな違和感も覚えていた。
    しかも、元夫はどうやら諜報員。
    彼の記憶が事件の原因や、今後の事態を予測する鍵になるため、協力して欲しいと頼まれる。

    記憶を失ったヒーローの方は、昏睡状態からゆっくり目覚めていき、付き添ってくれている女性にほとんど本能のように恋をする。
    元妻らしいのだが記憶はなく、なぜ別れたのかと後悔が募るばかり。
    動けず記憶もないという特殊な状況からのスタートを描いていくリンダ・ハワードの筆さばきは、さすがロマサスの女王。

    ヒロインのジェイは一途で賢く、事情を推理しながら、嘘をついてまでもヒーローに寄り添う。
    回復すれば、超人的な能力を誇るヒーロー。
    行き違いと危機を当然、乗り越えて。
    内容の割にちょっと本が薄い、のだけが不満だわ(笑)

  • 最初、意識もない相手とのロマンスなのに不思議と納得してしまうところが面白い。
    保護者になってしまう女性とアヒルの赤ちゃんのように無意識下で刷り込みされてしまった男性のお話し。
    面白かった。

  • “ダイヤモンドの海”のケルの部下がヒーローである。いやぁもう痛々しいや彼。ヒロインとの出逢いはまさしく偶然。そしてこのヒロインもヒーローのために嘘を重ねながら彼を守ろうとする立派な女性だ。そんなとこが“ダイヤモンド”のヒロインと似てるかも。そして彼の記憶の復活と平行して2人に迫る魔の手が・・・。いや見事な解決劇でしたな。この連作(4)はお気に入りだ。リンダ初心者の皆さんもどうぞ。

  • 何を隠そう、当作品に登場するボスは「ダイヤモンドの海」のヒーロー、ケル・サビンである!

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