ダイヤは密かにきらめく (MIRA文庫 EL 1-13)
- ハーパーコリンズ・ジャパン (2009年5月15日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (606ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596913531
感想・レビュー・書評
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名も知らぬ大伯父からダイヤモンド鉱山を遺産として遺されたエリン。
十三個の稀なるカラーダイヤモンドと共にそれらの眠る地を示す謎の詩。
遺言書を携えやって来た地質学者にして探鉱者コールは言う―遺産を相続すれば命を狙われる、と。
忠告されたエリンだが、彼の瞳に魅了され、彼に鉱脈探しの手伝いを依頼する。
敵か味方がわからぬコールと共に過酷な西オーストラリアへ―
ダイヤモンドで世界の均衡を保とうとする組織、それを覆そうと狙う秘密結社もそれを追う。
宝石を巡るロマンティックアドベンチャー!
命を狙われ追われながらも、祖父の残した詩の謎を解き明かし宝を手に入れろ!
という冒険浪漫譚でした。こういうの大好き!
この作者の既読作中で一番好みです。
何より真夏の32℃の室内、扇風機のみの状態で読んでたので、灼熱高湿度な舞台の臨場感を味わえました…
協力してダイヤモンド鉱山を探し出す危険な旅路も面白かったけど、ヒーローがヒロインの写真の才能を尊び愛している姿勢が良いと思います-
ヒロインも過去に酷く目にあっていて(それで頑なになっちゃう悪い点もあるけど)学んで守られるだけじゃない、闘おうとしている所が素敵だと。
今までカラーダイヤモンドには興味無かったけど、ちょっと気になってきたな-詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名も知らぬ大伯父がダイヤモンド鉱を遺して亡くなった。
そのありかを示すものは大伯父の詩のみ。
そんな時、エリンの目の前に現れた男はダイヤモンドの鉱脈を売るように迫った。その理由はエリンがその遺産を相続すれば命を狙われるから。
ダイヤモンドのシンジケートまで登場し、息もつけない展開が繰り広げられます。
エリザベスローウェルはこの本が初めてでしたが、幅広いジャンルの多数の著作をこなしているだけあって、読み応えがあります。
エリザベスローウェルの他の本が読んでみたくなりました。