仮面伯爵、愛を忍ぶ (MIRA文庫 CC 1-30 ザ・アインコート)
- ハーパーコリンズ・ジャパン (2012年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (476ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596915115
作品紹介・あらすじ
社交界の名花といわれる伯爵夫人レイチェルは、魅力的な笑みの陰に人知れぬ悩みを抱えていた。誰もが羨む理想の夫マイケルと結婚してから7年がたつが、そこに愛はなく、ベッドをともにしたことがないのだ。マイケルは常に礼儀正しく思いやりがあり、ロンドンで何不自由ない生活を送らせてくれる一方、絶えず距離を置き、ひとり領地で過ごすことを好む。彼が何を考えているのかわからないながらも、レイチェルは夫に愛される日を夢見ていた。そんな折り目正しいふたりの生活は、ある日レイチェルが追いはぎに襲われて一変し…。思いやるほどにすれ違う、不器用な遠回りの恋。爽快・痛快リージェンシー絵巻、完結。
感想・レビュー・書評
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3.2
マイケルの7年間… -
7年の膠着状態を破るのは、夫の秘密。
愛人かと思い込み乗り込んだ先は、異母妹だというが、そこにはマイケルそっくりの異母弟も…
思わずジェイムズと名乗ってしまったばかりに、窮地に立ちながらも、彼女と思わぬ楽しいひとときを切望してしまう彼の図です。
サスペンスはオマケ的ですが、
妻への切望と愛と優しさがで溢れ溺れる彼が切なくて素敵ロマ
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3部作だったんですね。
7年は長すぎるわ。 -
ヒロイン好きすぎて、素っ気ない態度をとられると苦しいのに近寄らずにいられない依存症状態のヒーローが健気というか、優しい良い人すぎて気の毒。
ヒロインは前作までとちょっと性格がちがうような…?義理の姉妹の影響なのか、無鉄砲でワガママな印象。 -
「ザ・アインコート」シリーズ三部作最終話。ヒロインの評価が低いため作品評価も大きく別れるみたい。
関連作「放蕩伯爵、愛を知る」「隠遁公爵、愛に泣く」 -
〈ザ・アインコート 3〉シリーズ完結。7年連れ添ってるはずの伯爵夫婦には問題がある。よくもまぁ自分を裏切った女を嫁にしたなぁ・・・というのが素直な感想。憎しみよりも彼女への愛情が勝った結果なんだろな。追いはぎ事件が切っ掛けで二人の関係も変わって互いに素直な気持ちで向かい合うことができて良かったわ。
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前の二作品を読んで、次はレイチェルとマイケルか~、だってマイケルでしょう、きっとありきたりなおとなしいロマンス小説なんでしょう?などと油断しておりましたが・・・予想は裏切られました。キャンディス・キャンプ作品の中で一番好きな作品です。