オリンポスの咎人ストライダー (MIRA文庫 GS 1-9)

著者 : ジーナ・ショウォルター 仁嶋いずる

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2013年4月15日発売)

作品紹介・あらすじ

最強の種族に生まれたカイアは大胆不敵な女だと思われているが、秀でた姉や可憐な双子の妹に比べられて育ち、自分に自信を持てずにいる。そんな彼女が惹かれているのは暗黒の戦士ストライダー。カイアは強気な振る舞いで傷つきやすい心をひた隠し、ゴージャスでセクシーな彼を一途に想い続けてきた。だがストライダーは"征服"の魔物を宿し、どんな勝負でも負ければ激痛に苦しめられるため、戦士たちよりも強い彼女に見向きもしない。ついには拒絶の言葉を告げられ、カイアは涙をこらえた。彼のためならなんだってするのに…。

感想・レビュー・書評

[本読み隊さんの感想 · 2013年5月21日]

一族の名誉に関わるハルピュイア・ゲームに参加することになったカイアとスカイホーク姉妹と、
常に勝利し続けなければいけない”征服”の魔物を内に封じるストライダーとのロマンス。
パリスと寝たことを若干根に持つ彼だが、彼女が心配で伴侶としてサポート役にまわるという話。

彼女達を応援するこの巻は、コメディー色が強く、ライサンダー＆ビアンカや、サビンがメガホンを持ってグウェンを応援するなど、嫁にでれでれの彼らにニマニマ
二人の間の駆け引きは少なく、ロマンス的にはぐっとくるものが足りなかったのですが、不死鳥の炎の力にめざめたカイアによって熱々。

次回作のパリスが重い話になりそうな伏線や、囚われたケインなど続刊への期待が高まるお話

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