- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784596916501
作品紹介・あらすじ
「求婚者が自分を本当に愛しているのか、持参金目的なのか、どうしたらわかるの?」-社公界にデビューしたばかりの令嬢グレースは、ある日の真夜中、不安を抱えてラヴィングドン公爵を訪ねた。幼いころにいじめっ子から助けられて以来、9歳年上のラヴィングドンはいつも彼女の救いの騎士だ。だが、2年前に最愛の妻子を亡くした彼は世捨て人のように荒んだ生活を送り、最近は会うこともなくなっていた。グレースはすっかり陰りを帯びた彼に驚きつつ、助けを求めた。彼女には、愛のある結婚をしなければならない理由があって…。
感想・レビュー・書評
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妻と娘を亡くし、荒れた生活を送っていたラヴィングドン公爵を深夜に訪問したグレース。子供の頃から可愛がっていた9歳下のグレースに「本当に私を愛してくれる人を探して欲しい」と頼まれる。社交界やグレースからも遠ざかっていたラヴィングドンは引き受けることになるが、美しく成長したグレースに気付き始め…一方のグレースも何かを隠している言動が目立つ。モヤモヤしつつ読んでいると、終盤で驚きの事実が…ともに大きな喪失感と恐れをを抱えた2人が一歩先へなかなか踏み出せない姿が切なすぎる。ついに勇気を出した2人に待っていたエンディングが最高だった。
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シリーズ一作目。
妻子を亡くしてから荒れた生活を送ってきた公爵が、ヒロインの花婿探しを手伝ううちに~…な話。
内容はだいたい想像つくものの、楽しく読めました。 -
【再読】『悪魔とワルツを』を読んでどうしても読みたくなったので。今回は親子関係に注視して読んでみました。親世代の話を少し知ってるだけで感情移入がしやすい。グレースの両親の話が早く読みたいな。
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この時代にもう腫瘍切除の技術があったんですね。
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ラスベリー文庫や二見文庫でお目見えしていた作家さんです。
ラズベリーブックスの版権がハーレクインに移ったようだという大人の事情はさておき、(Scandalous Gentlemen of St.james)シリーズ第一弾『公爵とリトル・ローズ』、単品でも楽しめる構成ですが、両親の物語のシリーズ(Scoundrels of St.james)の子供世代の物語だと念頭に入れておくと良いかも。
ヒロインは初恋を胸に秘密を抱える女性。9歳年上で妻子を亡くし、人を愛することを恐れる公爵に、愛する人と結ばれるためにはどうしたらいいのかと問いかけるという、ホットなシーンも多めのロマです。
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5069.html -
後半が好き、というより、ラストのヒーローのモノローグが一番好きかもしれない
それまでは、微妙な感じかな。ヒロインの強さには脱帽。 -
シリーズ物で未訳前作ヒロインの娘
愛のある結婚を求める
グレースが主人公。
妻と娘を病気で亡くし、
世を自分を捨て
酒女ギャンブルに溺れるラヴィングドンが
ヒーローですが...
酒飲んでも迷惑かけてないし
ギャンブルめっちゃ強いし
レディには優しくホット。
そんな彼を幼い頃から慕い続ける
グレースの感情の揺れと
亡き妻を想いながらもグレースに
どんどん惹かれて
悟っていく様子が
良かったです。
真夜中の庭で、
ガラスの展示会で、
図書室で、
のシーンが好きでした。
いきなりラムかい、と
思いましたがいいのステキw
順番は前後しましたが
前作も読みたいし
登場人物が皆スピンオフできそうな
キャラばかりなので
そちらにも期待します。 -
3.5
ラヴィングドンとグレース。