淡い夢のほとりで (mirabooks)

著者 : キャット・マーティン 高科優子

• ハーパーコリンズ・ジャパン (2021年4月9日発売)

作品紹介・あらすじ

囚われの少女の声なきメッセージ――
真実を知る女と過去に囚われた男の危険な愛が幕を開ける。

全米人気作家が描くロマンティック・サスペンス！

男に連れ去られる幼い少女――オータムは幾度も見る奇妙な夢に悩まされていた。
不幸な夢が現実になったことのある彼女は、関連がありそうな少女失踪事件を調べ始める。
すると、彼女が働くビルのオーナーで敏腕実業家ベンの娘が6年前に行方不明になっていた。
オフィスを訪ねたオータムに興味を示したベンだったが、娘が生きていると告げた彼女を金目当ての詐欺師と決めつけ、怒りをあらわにし……。

感想・レビュー・書評

[(´ｰ｀)さんの感想 · 2021年5月4日]

不思議な夢が現実になったことがあるヒロイン。
幼い少女が出る夢を見たので調べてみると、実業家であるヒーローの娘が6年前に誘拐され行方不明になっていたことが判明する。
ヒロインはヒーローにこのことを話すも金目当てだとすげなく追い払われてしまう。

真相がなかなかわかってこないので、最後までハラハラと楽しめた。
ヒロインは教師でありスポーツジムでロッククライミングのインストラクターをしているんだけど、このロッククライミングの設定が後半に活きててよかった。

ヒーローは強引なんだけど傲慢ではなくて、その塩梅がいい感じ。
ヒロインは父親は過去の男たちのせいで恋愛に対し消極的になっていて、がんばって！と応援したくなる女性。