愛するキモチ: ハーレクイン・チャリティ短編集 (ハーレクインSP文庫 19)

  • ハーパーコリンズ・ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596929198

作品紹介・あらすじ

勤務先の社長サンティーノにひそかに憧れているポピーは、勇気を振り絞って匿名のメッセージカードを贈り、愛を告白。ところが送り主を見抜いた社長秘書によって、社内パーティーの場でネタにされてしまった!恥ずかしさのあまり逃げ出したポピーを追ってきたのは、なんとサンティーノ本人だった(『ティンカーベルの告白』)。児童養護施設の院長をつとめるクロエは、悲しい生い立ちゆえ、愛や希望といったものをまるで信じていない。ましてやクリスマスに奇跡が起こるなど、ありえない話だと思っている。そんなクロエが出会ったのが建設会社を営むイーガン。イーガンはクロエのために、次々と"奇跡"を起こしてみせ…(『天使たちのクリスマス』)。

感想・レビュー・書評

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  • 東日本大震災の復興支援で出版された短編集です。

    <<天使たちのクリスマス>>
    児童養護施設の院長クロエと、改装工事が縁で知り合った建設会社を運営しているイーガンの恋の話。
    7歳の時に両親を亡くし、その後は里親の元を転々として育ったヒロインが、イーガンやその家族とのふれあいの中で、家族の温かさを再び、感じられるようになるところが良かったです。
    クリスマスには、ヒロインにも、児童擁護施設の子供たちにも、奇跡が訪れる夢のあるお話でした。

    <<ティンカーベルの告白>>
    バレンタインデーを題材にしたちょっと天然さんな一般社員ヒロインと、会社社長の恋の話です。リン・グレアム作品で、こういう天然突っ走り系ヒロインと振り回されるヒーローって珍しいかも?
    恋敵のあきらめが早かったり、ヒーローが傲慢系じゃないという点もあって、ストーリーは随分ライトな感じになっています。
    それでも、すれ違いや誤解などで揉めまくり、ヒロインが一人で出産、その後ヒーローと再会という定番パターンを崩さないあたりは、徹底してるなぁ…と変なところで感心してしまいました。

  • ハーレクインによるチャリティ本。
    きゅんとしちゃう2つのラブストーリー。さすがハーレクイン! 「こういう人と出合って素敵な恋がしたい」って前向きになれる。翻訳のせいか少し分かりにくい場所もあったけれど、お話はよかったです。それで、ワンコイン以下というお手軽さで、被災者の人への微力でも手助けになれたと思うととても嬉しいです。

  • チャリティブック短編2作。
    天使たち〜:児童養護施設院長のヒロインと建設会社運営ヒーロー。ヒーローの一途な想いが届いてよかったね。里親のもとを転々とした子供時代の経験から頑だったヒロインの心を優しく包み込むヒーロー家族も素敵だった。
    ティンカーベル〜:勤務先の社長ヒーローに憧れ匿名カードを送ったヒロイン。ドジでドジでドジすぎるヒロインにジワジワ夢中になってくヒーローの思考がすっかりヒロイン汚染されるまではニヤニヤ。二人が惹かれあいながらすれ違った原因がアレだったとは。奴を痛い目にあわせたいモヤモヤする。

  • 東日本大震災のチャリティ本。

    こういうのが出る所が海外の出版社だなって思うし、対象がお母さんの支援を行っている団体っていうのもハーレクインらしさが出てていいなって思う。

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