億万長者と結婚する方法 (ハーレクイン文庫 460)

著者 : トレイシー・シンクレア せとちやこ

• ハーレクイン (2012年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[Renさんの感想 · 2012年8月18日]

旅行代理店共同経営者ヒロインと実業界大物ヒーローのお話。二人とも我が強いというか　互いを想いすぎて嫉妬に駆け引きにと　うんざりするほど相手を思いやれない関係だ。これで結婚とか嘘だろって感じ。まぁ子供に罪はない。　

[mさんの感想 · 2012年7月18日]

バツイチ子持ち実業家（35？）+旅行代理店経営者（26）[more]
<blockquote><b>旅行会社で働くマンディはプレイボーイと評判のコナーと出張することに。好きになれば傷つくだけ、と知りながらも彼に強く惹かれ恋人となったマンディは……。</b>
旅行代理店を営むマンディに、ある朝1本の電話がかかる。相手は今をときめく実業界の大物であり、新聞の社交欄をつねに賑わすプレイボーイのコナーだった。彼は近々モロッコで開催予定のビジネス会議の手配を、すべてマンディに頼みたいというのだ。転がりこんできた幸運に興奮するマンディだったが、打ち合わせで初めてコナーと対面するや、不安にかられた。信じられないほどのハンサムな容姿と圧倒的な存在感──彼に同行して1週間も過ごすなんて、本当に私にできるの?　【今月の究極:恋のマッチメーカー】

内容（「BOOK」データベースより）
コナー・ウィンフィールド―ベンチャー・ビジネス界の大立者で、いつも違う女性を連れて新聞の社交欄をにぎわせているプレイボーイ。そんな彼から仕事の依頼の電話を受けて、友人と小さな旅行代理店を経営するマンディは、飛びあがらんばかりに驚いた。コナーは彼女の会社に、モロッコのタンジールでの会議の手配をまかせたいと言ってきたのだ。すぐさま面接に行ったマンディだが、そこで見たコナーは、新聞で見たとおりの、いや、それ以上の男性だった。体からあふれるエネルギー、独裁者のような冷ややかな態度。だがマンディが気になったのは、彼がほんの束の間彼女だけに見せたやさしさに満ちた笑みだった。いったい、どちらが本当の彼なの?そんな思いを胸に、マンディはモロッコの街タンジールへと飛んだ。 </blockquote>H/H共に慎重。ヒーローは12歳の娘を口実にヒロインに会おうとし、娘も二人が結婚すればいいと思っている。キスしてるところへ娘の声が聞こえて離れるということが何度か。
ハーレにありがちな「自制心を失わせるヒロインが憎い」だの「抵抗できない自分が嫌だ」なヒーローでは無い。後半、ヒーローはヒロインに逃げられるのが怖くて結婚を言い出せない。
ヒロインはヒーローの世間的な印象に囚われ、ヒーローの言葉を信じない。後半はヒーローがまだ前妻を愛しているのではと疑っている。

モニター本。個人的好みで★２。（ハーレ的に）凡庸な話で、読んでて辛かった。元々、子供が引っ掻き回す話はあまり好きじゃないので。（好きなのは「三人のメリークリスマス」「エンジェルの涙」くらい。）
後半の別れからはまあ…でもそれも、つまらないきっかけと思い込みが原因だし。仲直りも自力じゃないし。喧嘩の原因も娘だし、娘がいないとこのH/Hは何もなかったかもしれないｗ
結局ヒーローはヒロインに社の仕事を任せることは無く、ヒロインもペンダントを返しはしなかったなあ…。

別にヒロインは金持ちと結婚したいと努力してるわけではない。何故このタイトルなんだろう。釣れない態度の方が相手がひっかかるってこと？　【今月の究極:恋のマッチメーカー】＝娘のことか。で、「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」ってこと？
<span style="color:#ffffff;">お互いに惹かれあってても、ヒーローのコナーもヒロインのマンディも中盤までは慎重です。マンディはコナーのパブリック・イメージに囚われていて彼を信じられません。コナーはマンディに粉をかけたりするけれど、彼女を大事に思い、まず信頼を得たいと思って我慢（笑）しています。コナーの十二歳の娘ディーディーの起こす騒動が、そんな二人を近づけたり遠ざけたりするのに大活躍。傲慢で自己中なヒーローに嫌気がさした時にどうぞ。</span>