花嫁はお買得 (ハーレクイン文庫)

著者 : マーガレット・ローム 細郷妙子

• ハーレクイン (2013年7月25日発売)

作品紹介・あらすじ

由緒正しく続くハウギル伯爵家の令嬢として、モーバは昔気質の祖母に厳しく躾けられ、美しく成長した。ところがモーバの母親は息苦しい暮らしを嫌って城を出ていき、抜け殻同然になった父親も、彼女を残して息を引き取ってしまう。しかも、この父の死によって衝撃的な事実が明らかになる。出生時のある事情からモーバの兄には伯爵継承の資格はなく、全財産は異国の地からやってくる遠縁の男が継ぐというのだ。新伯爵トロイを迎え入れるにあたり、祖母は策略を巡らせた-モーバをトロイの花嫁として差しだせばすべてはまるく収まると。

感想・レビュー・書評

[(´ｰ｀)さんの感想 · 2018年3月2日]

母親は幼い頃出ていき、父親もつい先日亡くなった。
財産を継ぐ筈のヒロイン兄だったが、出生時のとある事情から爵位も全て遠縁のヒーローが継ぐことに。
そこでヒロイン祖母はヒロインとヒーローの結婚を思いつく。
花嫁の義務として体を差し出そうとするヒロインを、ヒーローは拒否するんだけど、その部分を読み返してみるとヒーローは最初から祖母や貴族という拘りに縛られた純真無垢なヒロインを救おうとしてたんだなぁ。
確かに最初のヒロインは祖母の言うとおりに動く人形のようだったのかもしれない。

[fyukawaさんの感想 · 2013年12月12日]

上流社会の人たちにも苦労があるのね。