カリブ海の嵐 (ハーレクイン文庫)

  • ハーパーコリンズ・ ジャパン
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784596937483

作品紹介・あらすじ

「ぼくはきみが憎い」マットの緑色の瞳がぎらりと光った。「きみに、ぼくが味わったのと同じ苦しみを味わわせてやる」憎しみに満ちた義兄の言葉に、フランセスカは震えあがった。ロンドンからはるばるカリブ海までやってきたのに、8年ぶりの邂逅はぞっとするほど残酷で、禍々しい。フランセスカは、静かに悲しみにうち沈んだ。8年前のあの夜、たしかに義兄と義妹は過ちを犯した。だがあれはもう、過去の記憶に埋めたのではなかったのか。フランセスの脳裏に、15歳の禁断の夜がありありと甦った。

感想・レビュー・書評

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  • ☆3.5

    信託預金を解消するため、疎遠の義兄の元を訪れたヒロイン。
    サインする代わりに二週間彼の帆船でコックを務めることを要求されるーー。

    ヒーローがなぜそこまでヒロインに対して当たりが強いのかよく理解ができなかった。
    8年前にしても義妹より初めて会った少女を簡単に信じるとは…。
    勝手に勘違いして愛も拒絶しておいて、ずっとヒロインの生活は探っていたようだし虫が良すぎないか?
    ヒロインにとっては義兄は幼い頃からのプリンスやヒーローなんだから良いのかもしれないが
    あんな拒絶していたら愛が途絶えていた可能性はあっただろう…
    ヒーローの癇癪もヒロインのことが絡むと自分が抑えられなくなるのかと萌えに変換しておこう。

    1991年。

  • 彼女を母親と同じようなフシダラな娘だと思い込むヒーローが、彼女を惨めな気持ちにさせるために、船の使用人として雇い、意地悪をするという鬼ロマです。
    しかし、当初は儚げなヒロインですが、根性があります。
    いわれのない批判と迫る誘惑、嵐でも泣き言を言う暇もないほどこき使われ…カリブ海の嵐で鍛えれるロマ。

    http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-5285.html

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