ディア・ゴースト

著者 :
  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 19
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620107080

作品紹介・あらすじ

結婚3年目の胡桃と悟が引っ越してきたレトロな木造一軒家。そこには、太平洋戦争で戦死した青年将校と、東京大空襲で死んだ5人の子供の幽霊が住んでいた…。時空を超えた不思議なラブ・ストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読めたけど、ラストが納得いかない感じだったかも。TVドラマだから、最後は大団円じゃないとだめなのかな。

  • レトロな和風住宅に越してきた胡桃と悟夫婦。
    耐震はばっちりだったが、実は出るのである。
    出てくるのは、戦艦大和で戦死した海軍少尉と東京大空襲で死んだ5人の子どもたち。
    胡桃は少尉に惹かれはじめ、不動産屋の小学生の息子は軍国少年にとり憑かれたようで・・・。

    2000年ごろの昼ドラの小説化だそうです。
    前世とか、霊能者とか出てきて、胡散臭い物語なんだけど、
    「『即今只今』という言葉がある。今を生きる、その今が大事なのじゃ」と和尚様に諭されるシーンで、私の心にも届いたものがありました。

  • 新居に住み着いている海軍将校と戦争で亡くなった子供達の幽霊。元がドラマ脚本ということで、ホラーではなく、コミカルな優しい物語。でも話し言葉がどうも苦手。シリアスなシーンなのに「ラブする」とか「ジェラシーしてしまう」という表現には何だか興醒めでした。もっと恋愛要素に酔わせてくれる作品を期待したのですが、登場人物たちの性格が苦手なタイプだったこともあって私には今ひとつでした。海軍将校は素敵ですけどね(笑)

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著者プロフィール

1933年、静岡県生まれ。脚本家。1963年、日活映画「どん底だって平っちゃらさ」でデビュー。代表作に映画「風立ちぬ」、「野菊の墓」、「人間の約束」、テレビドラマに「コメットさん」、NHK連続テレビ小説「いちばん星」、「重役秘書」、「ディア・ゴースト」、「ピュア・ラブⅠ~Ⅲ」他多数。著書に『命ささえて』(読売新聞社)、『ピュア・ラブ 紅絲篇』『ピュア・ラブ 恋情篇』『ピュア・ラブ 飛翔篇』(以上、毎日新聞社)、『おさびし山のさくらの木』(いせひでこ絵、BL出版)。2010年2月16日、逝去。

「2017年 『宮内婦貴子シナリオ作品集 桜 散る日に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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