阪神園芸 甲子園の神整備 (毎日文庫)

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  • 毎日新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620210544

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  • 阪神タイガース2003年の時にグラウンドの側面からどのように支えていたのか、甲子園の水捌けの良さの秘密、グラウンドキーパーというプロフェッショナル職を通した相手へ思い遣りや気遣いを学べる1冊。

  • 何気なく見ている甲子園球場のグラウンド整備。その時の気温や天候、湿度などを鑑みての整備の仕方が違う。しかし、ノウハウはない。長年培ったキーパーの経験と勘によるものが大きい。土は生きている、荒れたグランドの土をどこへトンボで持っていくにより最良のグラウンドが仕上がる。キーパーは裏方に徹し、選手に最高のプレーしてもらうこととイレギュラーバンドなどによる怪我をさせないこと。あの美しい黒土のグラウンドと天然芝の外野を作り出すことにそんなキーパーの願いが込められている。早い、安い、上手いの阪神園芸さんの技に笑った。

  • ふむ

  • 阪神甲子園球場を整備している阪神園芸株式会社のグラウンドキーパーによる著書。
    本書を通じて、グラウンド整備の真髄を知った、というと大げさですが、甲子園の整備に対する阪神園芸の考え方や姿勢、また、実際に行っていることをよく理解できた一冊でした。
    個人的に、阪神園芸は「野球の聖地の整地を精緻に行う会社」だと思っていましたが、さらにその思いを強くしました。

    この本は、ビジネス書としても読むことができると思いますし、全国のグラウンドキーパーの方(野球場のグラウンドキーパーだけでなく、他の競技場のグラウンドキーパーの方)にもお薦めです。
    また、グラウンド整備や野球のプレーに対する考え方が進化する、そんなヒントがあちこちに散らばっているので、野球をする人をはじめ、野球に関わるすべての人に読んでもらいたい一冊です。

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