お父さんもお母さんもわかるそうだったのか!「算数」

著者 : 柳谷晃

• 毎日新聞出版 (2004年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[bibliotekさんの感想 · 2014年9月30日]

分かり易い。
ｘ、ｙを使わずに問題を解くことで問題の本質が理解できるとか色々。

[bkskさんの感想 · 2015年4月26日]

わかりやすそうに解説しているが根拠はない。
数字の成り立ちなど，数学にまつわる考え方，歴史についていろいろ書かれている。しかしながら根拠の出典明記は一切ない。信頼性に欠ける。著者の個人的な意見に基づいて書かれているのが大半だった。

以下のような今まで思い込んでいたことが違うといことも書かれているが，これに対しても根拠はない。
「ニュートンがりんごが木から落ちるのを見て万有引力の法則を思いついたとあるばこれは嘘で，既にアルキメデスなどの論文で似たような意見を見て知っていたからだ。」

題名からして一般向けの書籍なので，詳細は省いているのかもしれない。しかし，出典の明記の有無で信頼性と情報の価値は大きく変わる。特に理由がなければ，出典がきちんと明記された別の本をあたったほうがいい。

[Arintanさんの感想 · 2010年3月24日]

20100323終了

著者プロフィール

柳谷晃（やなぎや・あきら）
1953年、東京生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科数学専攻博士課程修了。数学をわかりやすく教えることに定評があり、その対象は学生からビジネスマン、リタイアした人まで幅広い。一方で、数学や統計学の正しい使い方に注意を喚起している。日本の伝統芸能や西洋史、西洋文明にも精通する異色の数学研究者でもある。現在、早稲田大学高等学院数学科教諭・早稲田大学理工学術院兼任講師、早稲田大学複雑系高等学術研究所研究員。著書に『武器になる「わり算」 知っている人が一生得する計算式』（角川書店）、『面白くて仕事に役立つ数学』（ＳＢクリエイティブ）がある。

「2021年 『円周率πの世界　数学を進化させた「魅惑の数」のすべて』 で使われていた紹介文から引用しています。」