- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620324630
作品紹介・あらすじ
「人は誰でも間違える」を大前提に、ミスが出たときの受け止め方、対処の仕方といった仕事への取り組み姿勢をはじめ、極力ミスをなくし、言葉のセンスを磨くためのコツを具体的に紹介。さらに、誤字・脱字など間違い事例としてゲラ写真を100点以上掲載(見開きで必ず1~2点)。毎日新聞・校閲グループの「間違いを見逃さないノウハウ」を、他の業種、業界で働く人たちにも活用してもらえるよう、余すところなく伝える。
第1章では、間違いを盛り込んだダミー記事を用いて「間違い探しテスト」を掲載。丁寧に解説しながら、校閲記者の仕事内容を紹介する。
第2章~第7章は、具体的な誤用例や誤植例を示しながら、日本語表現のあれこれをひもとく。さらに、言葉と格闘する毎日新聞校閲グループならではの視点や、事例に関するエピソードなども盛り込む。単なる誤植集にとどまらず、新聞制作を支える「言葉の番人」ともいうべき校閲の仕事の醍醐味が堪能できる一冊。
感想・レビュー・書評
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なぜ校閲の仕事を選んだのですか? 毎日新聞校閲センターに日刊ゲンダイが直撃(前編)|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.n...なぜ校閲の仕事を選んだのですか? 毎日新聞校閲センターに日刊ゲンダイが直撃(前編)|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/317908
紙、デジタル、AI…校閲から見る新聞の未来 毎日新聞校閲センターに日刊ゲンダイが直撃(後編)|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/3179072023/01/31
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なんと日本語は豊かなことばなのかと気付かされ、同時に難しいということも再認識。
舟を編むでもそうだったが、ここまで日本語の一つ一つにこだわって、いる人たちがこんなところにいたのか、と。
最近のネットニュースはよく誤字と思われる箇所を見つける。校閲がないがしろにされているのだろうか。
尚更新聞の凄さが分かった。 -
朝日新聞や講談社のに比べると、校閲記者の目線がより前面に出ているのが特徴。
前のふたつは日本語そのもののに関する話題が多かったのに対して、校閲や校正という現場の業務に関する話題が多い。
時代によってどういう間違いが生じやすいかとか、校閲する側は何に気をつけているかとか、校閲記者目線の話はなかなか興味深い。 -
間違い探しのみならず、事実関係や内容に踏み込んで精査する注意深さがすごい。
五段活用の動詞でも「ら抜き」と同様の活用変化があったという話が興味深かった。
言葉の変化を見守りつつ、根拠に基づき直す緻密さが新聞紙面を守ってる。 -
何かを習得と言うよりは、新聞での言葉の使い方を教えてもらった感じの本。
飲み屋とか、ちょっとした雑談で使うレベルの知識をもらった。
つまり、その程度ってこと。
まぁ、読んでも読まなくても人生に影響は無い。 -
少し前に読んだ、『毎日新聞・校閲グループのミスがなくなるすごい文章術』の続編的な本。
毎日新聞校閲グループの公式ツイッター&ブログがベースになっているだけに、前著に比べて写真や図版が多く、サラッと読める。
とはいえ、ライター生活30年超の私も知らなかった「目からウロコ」の記述も随所にあり、勉強になる本だ。
たとえば、「三十路」「四十路」は30代・40代の意ではなく、「30歳ちょうど」「40歳ちょうど」を意味する、とか(知ってました?) -
Twitterフォローして、勉強させてもらってます。
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最初のダミー記事から間違いを探す問題、全然見つからなかった。答え合わせして大笑い。
なかなか面白かった。 -
気をつけている方ではあると思うが、とりあえず自分の文章は横に置き、主に小説の誤字などが気になってしょうがない性分なので、そんな私には本書はとても面白かった。