- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784620326306
作品紹介・あらすじ
原発事故をなかったことにはできない。
50年以上反原発を貫く科学者が、事故の風化に警鐘を鳴らし、マスコミが伝えない原発のタブーに果敢に斬り込む。
感想・レビュー・書評
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著者は原子力の専門家。原子力の将来性を見込んで大学に進学したものの、その問題性に気づきそれ以降、原子力発電の廃絶を訴える立場になった。
本書も反原発の立場から論じられており、原発が抱える諸問題と政府(エネ庁)・東電の無責任な対応などを痛烈に批判している。 -
東2法経図・6F指定:543A/Ko29g/Ishii
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後世に借金を残すな!・・いや、それは借金ではない。本当の負の資産である放射性廃棄物で騒がれることはない。現在は緊急事態宣言下。新型コロナではなく、原子力のだが。燃料デプリは取り出せない。廃炉に目途が立たない。帰還できない人がいる一方で、東京五輪に人物金がシフトする。根拠薄弱なCo2温暖化説。原子力はクリーンではない。資源高騰、ウクライナ危機。再稼働支持が増えている。・・311から11年経つ今の現実。すぐに忘れる、簡単に誘導される。彼の国のことを嗤えるのか?騙されたあなたにも責任がある!・・そして私にも。
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原子力緊急事態宣言が解除されていない、終わっていない事を示すひとつとして示されています。
「はじめに」にて、著者が事故の起こる前に原子力をやめさせられなかった事に責任がとありますが、原発があるかないか-ある、事故が起こったか起こってないか-起こった、状況を作った自分達おとなの責任を感じさせる本です。 -
自然に還ることのない核のゴミを出し続け、ひとたび事故となるとあれだけ惨い事態になると分かっていながら原発推進したがる人たちの気がしれない。本書でますますその思いを強くした。伊達市や、最終処分場に名乗りをあげた寿都町等には電通の工作部隊が入り、原発は安心だと住人を洗脳までしていたとは。
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2011年に「原子力緊急事態宣言」が発令され現在も解除されていない。コロナも緊急事態、日本は緊急事態だらけ! 廃炉は必然‼