権力は腐敗する

著者 :
  • 毎日新聞出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620326962

作品紹介・あらすじ

菅政権でも国政私物化が続き、さらに官邸官僚による支配構造が強化。
安倍政権と全面対決した著者が腐敗政治を問い質し、打開策を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 内田樹さんのtwitterフォローでその名を知り、発信内容の鋭さから、自分でもフォローするようになった氏の手になる本書。表紙の不愉快さからして、内容についても推して知るべしなんだけど、それはまあ、今分かったことではない。でも、この両氏が行った愚挙の数々は、折につけ思い起こし、時間とともに風化させることがあってはならない。だって、何のけじめもつけてないんだから。犯罪者を国の元首と崇め奉り、それを異常と感じない世の中を、未来に託してはならない。国民自身、学習し続けなければという本書の主張に、激しく同意。

  • 安倍・菅政権がやってきたやりたい放題の暴挙を列挙。知られてることだけどわかりやすくまとまってて改めて「大変な人たちだな〜笑」と再実感。僕自身の嫌安倍バイアスのせいもあるかもしれないけど、腐敗の実態を知って欲しい安倍さんが良い政治家だといまだに思い込んでる人たちに。
    最終章は著者の提言。
    学ばない国民は政府に騙される。
    きっと今の政府は愚かな国民だと思ってる。
    そうはさせん、と思いたい。

  • 権力は腐敗する。前川 喜平先生の著書。権力は腐敗するのなら権力が腐敗しないためのルールを作るしかない。権力は腐敗するなら誰が権力者になって権力を握ったところでいつかは腐敗してしまう。そうであるなら権力者が権力者であり続けることができないためのルール作りが必要。権力者はある程度の期間を過ぎたら権力者の座から強制的に降りてもらうようなルールがないと。権力は腐敗するならそのようなルールを作るのは仕方のないこと。

  • 右翼左翼問わず、政治に不正はダメだろと強く思わせる本。安部菅政権の疑惑を元文科省事務次官が読みやすい文章で私見を交えて述べる。
    中立かどうかは分からないので内容を鵜呑みにせず、考える材料のひとつとしておすすめ。

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著者プロフィール

1955年、奈良県生まれ。現代教育行政研究会代表。東京大学法学部卒業後、1979年に文部省入省。2016年に文部科学事務次官。2017年1月に退官後、加計学園問題で岡山理科大学獣医学部新設の不当性を公にする。福島市と厚木市で自主夜間中学の講師も務める。著書に『面従腹背』、『権力は腐敗する』(いずれも毎日新聞出版)、共著に『同調圧力』(角川新書)、『生きづらさに立ち向かう』(岩波書店)など多数。

「2022年 『コロナ期の学校と教育政策』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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