幸福幻想 うさぎとマツコの人生相談

  • 毎日新聞出版
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本棚登録 : 226
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620327235

作品紹介・あらすじ

コンプレックス、依存、恋愛、家族関係…「こうあるべき」を解放すれば、もっと楽に生きられる。自分で自分を救済するための処方箋。

感想・レビュー・書評

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  • マツコ・デラックスさんと中村うさぎさんが人生相談に回答する本。お二人の「往復書簡」を随分前に読んで以来、久しぶりの組み合わせ。「欲望」「恋愛」「家族」「コミュニケーション/人間関係」「幸福」といったテーマ別に年齢・性別様々な人たちからの相談に2人が答えていく。相談内容とまるっきり一致していなくても、2人の回答は普遍性があり、読んでいて、みんな似たようなことで悩んだりしてるんだな、それで良いんだな、と気が楽になる部分があった。所謂「普通」の人生を歩んでいないお2人だが、だからこそのしなやかさを持ち合わせており、話に説得力がある。うさぎさんもだが、特にマツコさんはやはり頭が良いなぁと改めて思った。2人は歯に衣着せぬ物言いができる関係のため、相談者へのテンポ良い回答が繰り広げられていて良かった。

  • まず、最初にマツコさんのまえがきと、うさぎさんのあとがきを読んでから本編をお読みください。内容は「サンデー毎日」の人生相談に二人が連載しているのをまとめたもので、悩みに足らないような質問に、はぐらかすような、相手にしないような調子で答えているが、そこには人間の弱みや過剰なる他人への意識であったり、自己否定といいながら自己肯定を求める相談者などの人間の性があからさまに照らしだされている。

    世間から見たら異端のお二人だけに、そのきついお言葉は逆に正論めいて聞こえてくる。

    答えは一つ、何事も、自らが決め、自らが行い、自らが責任を持つ。
    生きているのは「自分」だから。

  • 欲望や恋愛や家族や幸福についての相談に中村うさぎさんとマツコ・デラックスさんが対談方式でこたえていく。
    痛快で、刺さる言葉が沢山。
    「そもそも生きていくことはとても馬鹿馬鹿しいことです」「でも何かを自分から探そうとしないと。楽しいことなんて口あけて待ってたって転がり込んでくるわけないんだから」
    「自分で選択したことが正しいのよ」
    相手のことを100パーセント理解出来る関係性なんてありえない。なのに自分のことだけは理解してくださいってのはずうずうしくないかっていうのがすごく共感した。自分サイドの権利ばかりを主張する人のなんと多いことか…。

  • 面白いし心が救われる。

  • 3.5
    中村うさぎさんの自語り多め

  • すっごく面白くて爆笑しながらいっき読み。
    このお二人なら、どんな悩みでも答えられると思います。
    続編も希望。

  • 一般的な意見とは別の視点から答えてくれたりします。
    理想と思う生き方は幸せな生き方とは限らない。

  • 「家族からの解放」に深く頷く
    毒親の精神的な支配から逃れるため距離を置く

    「こうあるべき」という考え方を変えるだけ
    「罪悪感を持つ必要はない」

    誰かにそう言われると救われる

  • さすが。
    お2人ならではの切り口で、真剣に相談に応えられている。
    基本的に肯定されるから、(こういうリスクを負えるならとかもあるけど)経験が半端ないなあと思う。
    はあー、とかうんうん、と思いながら、面白く読みました。

  • うさぎさんがぶっ飛びすぎてて、お腹が捩れる程笑った
    マツコさんは相変わらず空気読むの上手すぎ

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著者プロフィール

1958年2月27日生まれ。
エッセイスト。福岡県出身。
同志社大学 文学部英文学科卒業。
1991年ライトノベルでデビュー。
以後、エッセイストとして、買い物依存症やホストクラブ通い、美容整形、デリヘル勤務などの体験を書く。

「2017年 『エッチなお仕事なぜいけないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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