宮本常一が撮った昭和の情景 下巻

  • 毎日新聞社
3.79
  • (6)
  • (3)
  • (10)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 74
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620606408

作品紹介・あらすじ

全国をくまなく歩いて撮った10万枚から選び抜いた決定版写真集。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • つらいことがあった時
    悲しいことがあった時
    しんどいことがあった時
    本棚から取り出して
    どこのページでもいい
    はらりと広げて
    その一枚の写真を眺めて
    そこに書き込まれたコメントを
    じっくり読んでみる

    まぁ なんとかなるか

    と 思わせてもらえる
    そんな一冊です

  • 「昭和30年以降の写真が主なので……民俗学的には大して参考にならないだろうけれど、」とあるが大いに民俗学的だった。
    知ってる場所の当時は衝撃的。正直にいうと――心打たれるほど貧。人々の明るい表情をいいことに「それならそれでいいだろう」と国策を留保きたのかなとも思えてくるほど。
    現在、コンビニや広告であふれている。国がする仕事を企業がやった結果、「最低限度の生活」に清潔さと便利さが加わったが、金銭的には貧しくて犯罪多発、豊かさは未だ。
    「健康で文化的な最低限度の生活」具体的に国民が示さないと得られない気がしてきた

  •  司馬さんの「街道をゆく 白河・会津のみち」でこの作者を知りました。大阪市立中央図書館には、たくさん蔵書がたくさんありましたが、ほとんど書庫資料でした。

  • 上巻に続く昭和40年から55年までの写真。時代が下るにつれ人々の暮らしや建物が近代的できれいになるが、それに反比例してつまらなくなる。
    それにしても一つ一つの写真は、漫然と見ていたら見過ごす大事なものを宮本の説明文が補ってくれている。観察眼の不足を指摘されたような気がする。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1872年に創刊された東京日日新聞を前身とし、現存する日刊紙で最も古い歴史を誇る。世界に先駆け戸別配達を実施するなど、新聞史に足跡を残してきた。新聞協会賞を業界最多の31回受賞しており、圧倒的な「取材力の高さ」を特徴とする。
新聞発行、雑誌や書籍の発行のほか、数々の主催事業を通して、芸術や文化、スポーツ、教育の普及・発展に寄与し、時代の創造に貢献している。

「2020年 『記者トレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×