タイムマシン: ワームホールで時間旅行

著者 : ポール・ハルパーン 江里口良治

• 丸善出版 (1995年3月1日発売)

作品紹介・あらすじ

本書では、タイムマシンの最新情報を、「2001年宇宙の旅」「コンタクト」などのSF映画やSF小説の例をふんだんに取り入れながら、面白く解説している。タイムマシンの存在により生ずる哲学的な謎「時間旅行のパラドックス」-そうしたワームホールを使って時間を遡り、誤って自らの先祖、つまり自分という存在の原因を消し去ることが原理的に可能となり、因果律が捩じれてしまうこと-についても、いろいろな考え方が紹介されている。科学好き、SF小説好きのあなたに自信をもって捧げる一冊である。

著者プロフィール

アメリカ合衆国・ペンシルバニア州フィラデルフィアにある科学大学で物理学教授を務める。ペンシルバニア州フィラデルフィア在住。著書に『The Quantum Labyrinth（量子世界という迷宮）』『Einstein's Dice and Schrodinger's Cat（アインシュタインのサイコロとシュレーディンガーの猫）』など16冊ある。本書にて「Physics World Best of Physics in 2020」を受賞。

「2023年 『シンクロニシティ 科学と非科学の間に』 で使われていた紹介文から引用しています。」